【かか再読】

文藝.JPG
私は評論家ではないし、作家を誕生させる選考委員でもない。単なる、その他大勢の一読者に過ぎない。
そんな読者の端くれとして、文藝賞を受賞した「かか」が自分の中でどう決着付けるのか、問われている気がして本日再読した。
2時間あれば読み終えると書いていた人がいたが、私は遅読で、かと言って精読という訳ではないのだが・・・
2020年9月24日にやはり図書館から借りた「文藝」で読んでいる。自分の記事を読むまで、本日書いておこうと思った感想が
全く同じだということで驚愕している。9月26日記事には「改良」の感想を書いているが、再読はしない。
応募作品なので、作者氏名、年齢、性別は予め知った上で、最近では「略歴」という項目も加わっているが・・・
最近まで選考委員をしていた或る作家はラジオで「タイトル」を見ただけで「受賞に値するかどうか」決まる。
と言っている。もしくは、冒頭一文。勿論、年齢、性別はその後で確認する。要するに内容は真剣に読まなくても分かると、豪語していた。
つまり、受賞というのは、その直後から公開され、売れるかどうかなのだからとも。
「かか弁」という名称が付いた文章だが、今回、ゆっくりと再読したら、後半に進むに従って、突然、通常文で語られる部分が
多くなり、「えっ?これは主語がうーちゃんじゃないの?」作者が後半に「かか弁多用」に疲弊した感が露わになる。
通常文の末尾に「そうだ!そうだ、かか弁にしなくては」という感じで慌てて変な語尾に付けたり、全体での「かか弁」の
統一性が崩れてきている。どう読み込もうとしてもうーちゃんが19歳とは思えない。
同じ「文藝2019年冬号」に前年「文藝賞」受賞した山野辺太郎さん「孤島の飛来人」が文藝賞受賞第一作として掲載されている。
宇佐見りんさん、遠野遥さんのように、芥川賞とのダブル受賞ではないので、それほどメディアには表出しなかった。
「口直し」?の意味でこれから読みたい。山野辺さんは選考委員である磯崎憲一郎さんと受賞時の年齢が42歳で勤務しながらの
受賞と共通点があったということだ。いろいろと歴代最年少とかと言って、他の分野でも「若さ」に最初から軍配が挙がっているが
、それは致し方ないのか?
閑話休題
映画で観た「パンドラの匣」がAmazonから届いた。文庫によっては「斜陽・パンドラの匣」もあるが、新潮文庫は
文庫タイトルは「パンドラの匣」だが「正義と微笑」が文庫半分以上の頁を占めて掲載されている。
帯には「代数や幾何の勉強が、学校を卒業してしまえば、もう何の役にも立たないものだと思っている人もあるようだが、大間違いだ。
前者は日記形式・後者(パンドラの匣)は映画でも出てくるが手紙形式。
そしてひどく前向きな内容なのだ。太宰の別の面は知ることになる。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス

この記事へのコメント