【止められるか、俺たちを&茶会】

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止められるか、俺たちを」を観る。
製作意図
映画が時代とともに疾走していた時代が
あったー。
一九六〇年代後半から七〇年代初頭の
若松プロがまさにそれだった。
学生運動の興隆から敗北、
内ゲバから武装闘争、若松プロが量産する
映画はそういう時代の空気を敏感に
感じ取り、映し出し、若者たちの
熱狂的な支持を得ていた。それは若松孝二と
いう圧倒的な求心力の元に集まった
鬼才たちによるものだった。
その梁山泊に迷い込んだ一人の
女性助監督。この映画は彼女を通して見た、
若松プロの青春グラフィティである。
若松プロの映画はいつも「ここでなないどこか」を探していた。
彼女は果たしてそれを見つけることができるのだろうか?
若松は言っていた。「映画を武器に世界と闘う」「日本映画をブチ壊す」と。
本作もまた、今のぬるま湯に浸かったような「世界」を、
そして「日本映画界」を撃つ映画となることを信じて止まない。
二〇一七年八月
若松プロダクション
(決定稿のシナリオ冒頭に掲載したもの)引用

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若松孝二は1936年~2012年没
私が若かった頃には、若松孝二といえば
ピンク映画が殆どで、今まで何を観たかなぁ~と
記憶を辿ると「キャタピラー」「千年の愉楽」だった。この両作品に出演している俳優(女優も男優も)本作品に出演している。
劇場窓口で販売していた⇒冊子は詳細に写真付で書かれていて、
末尾にはシナリオも付されている。
若松プロで活躍していた人たちが「群像劇」と言われる本作品で多数出演して、一度劇場で観ただけでは、走りながら観たようで残らない。
映画を観た翌日にシネ・ウインドの3階(?)で「ネタバレ茶会」と称して、本作品に付いての「言いたい放題茶会」に初参加させてもらった。今回は人数が通常より多く狭い空間で16人が集まった。
旧き、若松時代をリアルタイムで接してきた人、実際に当時の若松作品を観まくった人・・・・
1本の映画でこんなにも深く、語り合えるって凄い!
と感嘆するばかり。
若松監督役の井浦 新はサングラスを掛けて、話す時の唇の形、声と、正に生き写しと思うほどに似ていた。
本作品が「群像劇」とは言え、中心の吉積めぐみ役は門脇 麦。
吉積めぐみは新宿でフーテンをしていた時にスカウトされる形で若松プロへ入り、俳優ではなく、助監督を志望する。門脇 麦の演技、存在感は全員が100%以上の点数を上げた。私もこの映画を観ようと思ったキッカケは門脇 麦の出演にある。少し前に小池真理子原作「二重生活」を見て、今時の若い女性に似ず、「底知れぬポテンシャルを感じさせる女優」と或るメディア評論家が語っている。
大島渚、赤塚不二夫、重信房子、渡辺文雄などなど知っている著名な人たちがサラッと出演している。
上映はもう終わってしまったので、DVDになったらもう一度観てみたい。
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たまたま本作品を観て、茶会に参加して通り過ぎるだけで終わる筈だった若松プロと若松孝二にホンの少し深入りさせてもらった。図書館から大急ぎで2冊借りたが、読みかけ本もあり、ざっと走り読みで返却してしまった。
一人ずつ、一時代ずつ、失ってその失った存在の大きさを今更のように感じる。いつか再び熟読したいと思う。

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