【平野 紗季子】という個性 

画像たまたま観たテレビ「セブンルール」という番組で「平野 紗季子」という個性を知りました。
「生まれた時からアルデンテ」を借りて読みました。
個性が際立つのは彼女が27歳になった
「今」ではなく、個性の芽は小学生の頃から
脈々と育っていったのだと納得でした。







私の食卓には生活がない。
生活なんていらない。
食は日常に取り込まれた瞬間。
平然と熱気を失ってしまうから。
スロウな生活の湿度は、食の鋭い輝きを殺してしまうんだ。

食べ歩きのことを日常的に記した「食べ歩きダイアリー」は見事です。
それも子供の頃から、現在に至るまでの手書きのノート。
昔、昔、中学生から高校生~少し大人になってからも「読書日記」が
自分の日記だった頃があります。
本の最初のページをそのまま書き記す。
後で読むと、下手な感想以上に、冒頭の文章は印象に残る。
が、大人になるに連れて、忙しくもなり、引越しもあり・・・で、貴重だったそのノートは
当然のことながら残っていない。だから「個性」は育つ土壌を失ったのかもしれない。
「食レポ」という言葉、それに連れての仕事がテレビ、雑誌等々に蔓延している昨今ですが、
それによって自分の食指が動くことは無いと言っても良い。
食指が動く
食欲がおこること、転じて物を欲しがったり、なにかをしたくなることをいう。中国、鄭(てい)の子公(公子宋(こうしそう))が霊公に会いに行く途中で、人差し指の動くのを同行した子家に見せながら、「こうなると、いつも御馳走(ごちそう)にありつけるのだ」といった。その予告どおり、2人が霊公の家に着くと、霊公は大きなスッポンを料理中だったので、2人は顔を見合わせて笑った。霊公がそのわけを問い、子家が食指の動いた顛末(てんまつ)を話したところ、霊公はわざと子公にはスッポンを食べさせなかったので、怒った子公は料理を入れた鼎(かなえ)の中に指を突っ込み、それをなめて予言を実行したと伝える、『春秋左伝』「宣公四年」の故事による。[田所義行]日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

「人と一緒に食べれば何でもおいしい」という人がいるけれどそれは嘘だと思う。
それはお人好しの神話であって真実じゃない。だって、人と一緒に食べてもまずいものはあるし、
人がいなくたって美味しいものもありでしょう。

これには100%共感!!
私が一番避けたいものは「飲み放題」「食べ放題」この二つで、大勢で飲む時も、二人で飲む時も
最近はこの手のプランを提示される。それは付き合い以外の何のメリットも感じない。
なので、もう、この手の誘いには参加したくないので、それはそれらの人との付き合いを距離を置くと
言うことになるのかもしれない。
こんな処が何となく共感を覚える。
こんなに若い女性なのに伊丹十三氏のエッセイや辻静雄氏が32歳の時に書いたエッセイなども
読んでいるとは、グルメを気取るだけの「女子」ではない。
巻末には彼女が愛して止まない食の本の紹介がしてある。
驚いたのは先日亡くなられた
「食べごしらえおままごと」石牟礼道子著(中公文庫)
この序文がすごい大賞(もしあれば)受賞

石牟礼道子といえば「苦界浄土」という構図しか思い浮かばない私は情けない。
辺見 庸「もの食う人びと」は確かに読んだ!
講談社ノンフィクション賞受賞をした本で、かつては「辺見 庸」の世界の近づけないが故の
憧れで硬派のノンフィクションを読んだ。
平野 紗季子の覗く世界の拡がりを思う。
言わせて頂くと「向田邦子」が忘れられている。
優れた作家は確かに優れた「食」の話もたくさんある。
平野 紗季子 「七つのルール」
1 毎日食日記をつける
2 食事した店では何かしら持ち帰る
3 ごはんは1人で食べる
4 ショートケーキは背中から食べる
5 着痩せする服しか着ない
6 炊事する前にレシピを書き直す
7 美味しくなくてもいい

因みに平野 紗季子ブログ「底辺料理記」は本ほど面白くはない。
Twitterやってます
https://twitter.com/pasonori

生まれた時からアルデンテ
平凡社
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この記事へのコメント

2018年02月28日 12:13
「生まれたときからアルデンテ」を「生まれたときからアンデルセン」と早とちりをして読み始めてしまった私、aostaと申します。
遅ればせながら初めましてのご挨拶をさせていただきますね。
平野紗季子さん、素敵です。楽しみな1冊が増えました。
2018年03月01日 00:28
aosta様
初めまして!訪問、コメント感謝です。
気まぐれで独りよがりの内容ですが、自分の気がついたままを書いています。
今後共宜しくです!