【かか再読】 私は評論家ではないし、作家を誕生させる選考委員でもない。単なる、その他大勢の一読者に過ぎない。そんな読者の端くれとして、文藝賞を受賞した「かか」が自分の中でどう決着付けるのか、問われている気がして本日再読した。2時間あれば読み終えると書いていた人がいたが、私は遅読で、かと言って精読という訳ではないのだが・・・2020年9月24日にやはり… トラックバック:0 コメント:0 2021年04月09日 続きを読むread more
【パンドラの匣】を観る 「高原へいらっしゃい」で可愛い姿にすっかり虜になった染谷将太君の少し成長した映画を見つけた。2009年は太宰治の生誕百年ということで「斜陽」「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」「パンドラの匣」「人間失格」の四作品が映画化された。本作品は太宰作品にしては珍しいポジティブで明るくユートピアの中での生活を描いている。結核のため出兵することもか… トラックバック:0 コメント:0 2021年04月08日 続きを読むread more
【推し、燃ゆ】を読む 芥川賞受賞作品が全文掲載の場合のみ「文藝春秋」を購入して読む。半ばまで読んだ状態で「つまらない!」と投げ出した。文藝賞受賞「かか」は三島由紀夫賞もダブルで受賞した。三島由紀夫賞は最年少での受賞。芥川賞受賞は綿矢りさ、金原ひとみに次ぐ史上三番目の受賞とか。このままの流れでゆくと、中学生芥川賞作家誕生も時間の問題でしょう。文藝春秋を読みたい… トラックバック:0 コメント:0 2021年04月04日 続きを読むread more
【高原へいらっしゃい】 山田太一原作・脚本、田宮二郎主演の「高原へいらっしゃい」(1976年)を佐藤浩市主演で2003年にリメイク。当時、幅広い年齢層から支持され、今もなお語り継がれる伝説のドラマ。八ヶ岳高原にある一軒の荒廃したホテルを舞台に、ホテルの再建に立ち上がった一人の男性と、彼を取り巻くスタッフたちが奮闘する。人間同士の触れ合いや葛藤を温かいまなざしで… トラックバック:0 コメント:0 2021年04月03日 続きを読むread more
【カキモリ読書ノート】 最初にカキモリの読書ノートを知ったのはe-honからだった。「カキモリ」とは蔵前にあるオーダーの文具作成・販売をしている会社。リング、止めゴム付で、紙質はツルツルした紙質ではなくザラザラ感があり、万年筆に合う紙質。2011年頃から書き始めたが、全て詳細に書いている訳ではない。見出しの箇条書きだけの時もあるし、記憶力に乏しい私にとっては、… トラックバック:0 コメント:0 2021年03月31日 続きを読むread more
【まともじゃないのは君も一緒】 『まともじゃないのは君も一緒』を観る。成田凌と言えば、今高視聴率の「おちょやん」に出演している。毎度言っているが、俳優の好き嫌いは、誰にでもあることで、ネットでの検索など、自分の感情と関係ないと思っている。演技や、普段の素行がどうとか、ネットでの検索に自分の感情を寄り添わせることはないと思う。今までならこの手の映画は観なかっただろうと思… トラックバック:0 コメント:0 2021年03月23日 続きを読むread more
【まんさく&蝋梅】 下書き状態で保存したまま、ブログには一ヶ月近く手につかなかった。例えば、通常こういう状態を「引き籠り」とか「軽い鬱状態」とか言われるのだろうが、学校や職場へ出向く義務はないので、食べるものはちゃんと買物に出向くし、予約した本の通知があれば、図書館へは出向いているので、「引き籠り」とはいえないと思う。では「軽い鬱状態」なのか?書きたいと思… トラックバック:0 コメント:0 2021年02月25日 続きを読むread more
【すばらしき世界】 映画「すばらしき世界」を観てきた。原案 佐木隆三「身分帳」冬の旭川刑務所でひとりの受刑者が刑期を終えた。 刑務官に見送られてバスに乗ったその男、三上正夫(役所広司)は上京し、身元引受人の弁護士、庄司(橋爪功)とその妻、敦子(梶芽衣子)に迎えられる。 その頃、テレビの制作会社を辞めたばかりで小説家を志す青年、津乃田(仲野太賀)のもとに、や… トラックバック:0 コメント:0 2021年02月18日 続きを読むread more
【U-BOAT ライブ】 ジャズ喫茶スワンのライブは、高齢者なのでコロナの感染予防のため長らく避けていた。仕事も辞めたし、久しぶりに行った。渡辺直子さんのヴォーカルが好きで、彼女の日ばかり行っていたのだが「U-BOAT」のアルトサックスの女性がとても上手いのだとマスターお薦めで14日午後3時からという時間帯も夜半でないので行き易かった。U-BOSTって知らなかっ… トラックバック:0 コメント:0 2021年02月14日 続きを読むread more
【麒麟がくる 一気見】 U-NEXTで旧い映画やNHKの番組が見られる。「麒麟がくる」最終回が終了した時点で、第1回から最終回44回まで三日間で一気見した。まず、長谷川博己が良い!大好きだ。他にも、私の中では全てのキャストがピタリと嵌っていて今まで大河ドラマは何となく見ている感が強かったが。滝藤賢一扮する足利義昭が良かった。「日に一匹の鯛を釣っていれば誰も私を… トラックバック:0 コメント:0 2021年02月10日 続きを読むread more
【「わかりやすさの罪」はとても解り難かった】 わかりやすさの罪 - 武田 砂鉄 「紋切型社会」で第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞した。この本は読んで、納得、納得だったのだが・・・本書は、どうもスルスルと読み進むことが出来なかった。現在はTBS金曜日「アシタノカレッジ」を聴いている。ラジオでの対談とかは聴きやすいのだが、何故か今回の本には引っ掛かるものを感じた。悪い癖… トラックバック:0 コメント:0 2021年02月07日 続きを読むread more
【ファーストラヴ】読了してみれば ファーストラヴ (文春文庫) - 島本 理生1月30日には読書を始めた感想を書いた。そして読み終えてみれば・・・「面白かった!」「深い感動を得た」といった読後感を得た方が居ても、当然と思うが、私個人的には・・・公判箇所に辿り着く迄、ソワソワする。一体環奈は何を語るのか?そもそも「ファーストラヴ」って、誰のこと?相手は誰?環奈?由紀?と作… トラックバック:0 コメント:0 2021年02月04日 続きを読むread more
【立春や 決意ひとすじ・・・】 【立春や 決意ひとすじ 退職す】以前の記事で仕事が「虚しい」と書いた。3人体制でスタートした人間関係にも、ギクシャクしたものを感じて、やるせない。前日には、ソフトフォンのイヤホンをネットで注文したくらい、継続していく気持ちはあったのだ。ところが、穏やかな眠りに就くことができずにまんじりともせず一夜を過ごす。「登校拒否」「出社拒否」とはこ… トラックバック:0 コメント:0 2021年02月03日 続きを読むread more
【PR誌は宝の山】 出版社が発行しているPR誌は大手書店、新潟市で言えばジュンク堂に自由に持っていけるように置いてある。全てのPR誌ではなくて、上記4冊の内、無料で配布しているのは「青春と読書」「図書」くらいかと思う。ジュンク堂へ行った折りにはレジ済の端っこにあるので、あれば頂いていく。新潮社「波」、筑摩書房「ちくま」は年間購読をしている。各出版社の新… トラックバック:0 コメント:0 2021年01月31日 続きを読むread more
【虚しくともブログを書こう】 コロナに感染はしていない。体調は絶好調とはいえないが、悪くはない。なのに、何故か虚しさの膜に覆われたような毎日だ。「空しい(虚しい)」は新明解では何個か書かれているが「努力したのに、報いられるところがない(少ない)様子だ」この解説が私の虚しさに当て嵌まる。「空しくなる」⇒「死ぬ」意の婉曲表現。ともある。虚しさに囚われると、鬱になり、自死… トラックバック:0 コメント:0 2021年01月30日 続きを読むread more
【何はともあれブログを書こう】 三冊本が並んだが、既読書ではなく、読みたくて図書館から借りてきた本たちが少々齧り読みして返却した本たちだ。名残惜しくて、途中で止めてごめんね。そんな気持ちでいつか読破したい気持ちを本に伝えたくて写真を撮る。「アウシュヴィッツの図書係」はPanasonic Melodious Libraryで取り上げられた本だが、途中で止めた理由が実はも… トラックバック:0 コメント:0 2021年01月24日 続きを読むread more
【朔旦冬至】 NHKラジオ深夜便11日&12日(実際には12&13日) 午前1時から深夜便アーカイブス【直木賞作家特集】 「言葉の海で育ってきた私(1)(2)」作家 三浦しをん を聴く。(2012年6月放送)三浦しをんさんと言えば、辞書編纂の出版社の様子を書いた「舟を編む」が一番好きな作品。それ以外には読んだかな?という程度。映画化されたものは大抵観… トラックバック:0 コメント:0 2021年01月16日 続きを読むread more
【団塊の世代】 本日は成人の日だった。私などは祝日の有り方は、旧日付で身に着いている。私の「成人式」は1月15日で、早、50年前になる。小雪がチラつく寒い日だったが、晴れ着を着るのに刺し触りはなかった。ラジオで言っていたが、当時は本日成人になった人の倍は居たという。「団塊の世代」と言われて久しい。NHK FM「JAZZ TONIGHT」にお名前は聞いた… トラックバック:0 コメント:0 2021年01月11日 続きを読むread more
【キース・ジャレット氏の病気平癒を祈る】 ジャズピアニストのキース・ジャレットは一番といっても言い、大好きなミュージシャンだ。【ニューヨークAFP=時事】ジャズ・クラシック界を代表する世界的なピアニスト、キース・ジャレット氏(75)は21日、2度の脳卒中により体の一部がまひしており、公演活動に復帰できる可能性は低いことを明らかにした。ジャレット氏の容体公表を受け、音楽界には衝撃… トラックバック:0 コメント:0 2021年01月08日 続きを読むread more
【年初から・・・】 この出来事をブログに書こうかどうしようか随分迷った。でも、書くことで、後々の備忘録にもなるし、自分の大いなる猛省と、親切を受けた人への感謝の意をネットでしか言えないが、謝意を表したい。1月5日、通常通り、15時に退社して、駅前通からバスに乗る。私の降りる停留所迄は40分くらいは乗る。年末、年始はまったり、外出も図書館かスーパーに留めてい… トラックバック:0 コメント:0 2021年01月05日 続きを読むread more
【生活に変化を】 今年の大雑把な指針として「ネガティブ」サヨナラ「ポジティブ」こんにちは昨年は、労務費調査の仕事中、社内の人間関係や仕事の内容等々で、随分落ち込んだ。そんな私の声に耳を傾け、アドバイスをしてくれたのが支店長だった。日記は日付なしのフリーの日記帳だったのでネガティブ文字の羅列だった。鬱々としていた。そんな時、ラジオで「ポジティブ日記」の事を… トラックバック:0 コメント:0 2021年01月03日 続きを読むread more
【2021年を見つめる】 あけまして おめでとうございます 拙い、婆さんの粒々独り言のブログですがもし閲覧して下さる方がいらっしゃったら幸いに思います。 十九年に一度あるといわれ、これより十年は豊作になるというめでたい暦日である。太陽の復活の日『冬至』と、月の復活の日『新月』が重なるのが『朔旦冬至』です。 『朔』は新月を、『旦』は昇る太陽を表しています。20… トラックバック:0 コメント:5 2021年01月01日 続きを読むread more
【2020年を振り返る】その3 ※読書今年は引っ越し時にテレビと決別してきたので、ラジオ三昧の日々だった。聴く、聴かないともかく、音がしているだけで安心できる。無音というのは部屋に音がしない空間が怖さを呼ぶ。後半はバス通勤で、駅前まで乗車するので30分~40分は読書タイムとなる。家に帰ってからは、前述の供述に書いた仕事関連の資料、手引きの確認を少しでも進めたいので、読… トラックバック:0 コメント:0 2020年12月31日 続きを読むread more
【2020年を振り返る】その2 ※仕事2020年2月12日から朱鷺メッセで確定申告パソコン操作サポートの仕事についた。2020年2月23日~3月20日の記事参照。一日、一日新型コロナの情報に怯えていた日々の始まりだった。税務署の職員さん達は親切で私(たち)が困った時には手上げするとサポートしてくれた。確定申告期限は当然ながら延長となった。しかし朱鷺メッセ会場を借りるの… トラックバック:0 コメント:0 2020年12月30日 続きを読むread more
【2020年を振り返る】その1 2020年は、直近数年の中でも、印象に残る1年になった。まず生活。次に仕事。次に文学・・・今年7月に私一人しか住まなくなった実家を出た。自分で家賃を払う生活に踏み切った。過去にも、何回か引っ越しをしたが、引越しの度にそれまでの「過去の自分」との決別をしてきた。「断捨離」などという言葉もまだ、生まれなかった時代に。今年のご挨拶に「ジャズ喫… トラックバック:0 コメント:0 2020年12月29日 続きを読むread more
【鬼滅の刃】を観る 「鬼滅の刃」が「千と千尋の神隠し」と興行収入で競っている。そんな訳ではないが「鬼滅の刃」を観てきた。昨晩、Tジョイ新潟万代のサイトから席を予約してカード決済した。行って、窓口が混んでいると嫌だと思ったので。初めてのことだったというのに、バスが・・・相変わらずバスは高齢者が多い。そして下りる人が一人手間取っている。チャージらしいのだが・・… トラックバック:0 コメント:0 2020年12月28日 続きを読むread more
【料理屋はじめ】 「料理屋はじめ」を知ったのは地元の情報誌の最近オープンした店の紹介記事だった。ランチもやっていて、メインは魚。当時は税務署へ仕事に通っていて、通り道のビル内1階にあった。初めて行ったのは、税務勤務を終えた5月の半ばだった。カウンターでお隣の女性二人やマスターやお手伝いの女性と気楽に話が出来て、良いお店が見つかったと思った。8月8日は一周… トラックバック:0 コメント:0 2020年12月26日 続きを読むread more
「最後のひと葉」顛末 最後のひと葉 (岩波少年文庫 (539)) - オー・ヘンリー, 小西 英子, 金原 瑞人小川洋子さん「パナソニックメロディアスライブラリー」を聴く。ジョンジーとスーの二人は洋服の好みも同じだしとても気が合い、二人して一緒にずんぐりした煉瓦造りの最上階に住んでいた。ところが、或る時、ジョンジーは肺炎に罹り、日増しに悪化していく。窓辺から… トラックバック:0 コメント:0 2020年12月22日 続きを読むread more
【JR上野駅公園口】 JR上野駅公園口 (河出文庫) - 柳美里柳美里さんがデビューした頃は、その出自や多少スキャンダラスな面と相まって、私は彼女の作品を手にすることはなかった。語られている評価云々というよりは、全くの個人的な独断と偏見でしかない。しかし、様々な逆境を乗り越え、或いは踏み台にして着実に賞を取り、文学の才能を頭角してきた。その集大成といっても良… トラックバック:0 コメント:0 2020年12月19日 続きを読むread more
【一寸先にあるもの】 一寸先にあるものって何?一寸→3cm先にあるものは「闇」なのだよ。「闇」なら明るくしてみれば怖くないよ。近づける灯の手立ても無い状態を闇というのだよ。 [闇その1]年越しを山小屋で過ごしたい。2017年の1月の記事夢のような年末年始だった。この年以降に母は認知症と足腰がぐんと弱り、特養に入所していたので泊まりは避けていた。やはり北八ヶ… トラックバック:0 コメント:0 2020年12月18日 続きを読むread more