深紅

ここ、1週間ばかり何故か知らないが落ち込んでいた日々が続いていた。

これが原因!と言える程はっきりした原因がある訳ではないのだが・・・
ひとつ、ひとつ原因の原因らしき小さな物はあるのだが。

そんな時の解決法は、余り人に逢わない。仕事は黙々と事務的にこなす。
山は遠慮する。本に没頭するか映画に没頭する。

そして静かに水底から這い上がるように落ち込みが癒えるのを待つ。

20日は所属山の会の役員会があり、通常会議終了後は近所の焼き鳥屋で軽く一杯、呑んで帰るのだが、それも出席する気になれずに(車で行った所為もある)珍しくそのまま帰る。

23日の今日は晴れたら県内近所の山でも行こうと思っていたが、天気も思わしくないので止めにした。
で、結局は「映画に没頭」を選び、朝の9時から映画館に出向く。
朝の9時前は通常は満車で順番待ちの万代の駐車場もカラカラ。

野沢 尚原作・脚本「深紅」を観る。

ミステリーテラーとして名高い氏の「深紅」は吉川英治賞受賞作品。

そして昨年の自殺ニュースでは誰もが驚いた。この映画を観ずにしてミステリー作家が自身の生の終焉を自演したような感がある。

物語は小学6年生の奏子が修学旅行中に家で両親と弟二人が殺された事から始まる。
先生に伴われて東京の病院までタクシーで深夜に帰る。その時間が4時間。
場所は水上温泉らしい。
その4時間の体験が後にトラウマとなって追体験してしまう。

一家惨殺された被害者の奏子と殺人犯の娘未歩は8年後に出逢う。
お互いの素性は明かさないが未歩は自分が殺人犯の娘であることは隠さない。
親の罪は子が引き継ぐものと思っている。

お互いにトラウマを抱え、脱却できる方法を模索する奏子と未歩。

野沢 尚氏死去は余りにも謎多く、残念としか言いようがない。

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