【角田山(2021年4月)#1】

IMG_0001-1.JPG
自宅最寄り駅からJR越後線で巻駅下車。
すぐ目の前にコンビニがあり、其処に妙光寺行のバス停がある。
角田山山麓周遊バスは既に廃止になり、現在走っているのは
路線バスとなっている。
始発から終点まで乗っていたのは、私一人だ。
なので、終点の妙光寺に下車して道路脇を灯台コース、
桜尾根、此の入沢、宮前各コースの何れかから登ることが出来る。
実はこの三コースは角田山観光協会の公認コースではないので、
観光協会で出している地図には載っていない。
今日は久しぶりに灯台コースを登る。
海水浴シーズンには早いので、駐車場には登山者の車が数台。
佐渡も見える。
IMG_0006-3.JPG
IMG_0009.JPG
波打ち際の海抜ゼロmからジグザグに登る。
IMG_0012.JPG
3年振りで来たのだが、以前はこの案内板は無かった。
スマホだけ手にして、サッサ、サッサと登っていく若い女性がいた。
かつては灯台コースは下りに使うことが多かった。
下りながら、灯台と日本海を俯瞰するのが気持ち良い。
IMG_0013.JPG最初の急登を登り、一息ついて俯瞰する。
IMG_0036.JPG右下に眼を転ずると、
文治3年3月(1187年)、源判官義経が兄頼朝に追われ、奥州平泉に海路落ちのがれる際、追手を避けて舟とともに身をかくした洞穴と伝えられています。
大小二つの洞穴があり、向かって右が奥行28m、幅4~5m、天井の高さは海面から6.6~2.5m。左側は奥行14m、幅2m、天井の高さは海面から4~5m。
現在は新潟市文化財に指定されています。
(昭和42年3月巻町文化財に指定)<にいがた 観光ナビ引用
行く手を眺めるとまだまだ登り続く。
灯台コースはかつて下りに使うことが多くて、登りは忘れるくらい久しぶりだ。
IMG_0037.JPG
今日もお目当ては2016年4月に、初めて出会った「アイヅシモツケ」との再会だった。
アイヅシモツケ.JPG
アイヅシモツケ2.JPG
2016年の記事にこの花の名前を知るキッカケと
なった経緯を書いた。笹川薫先生と他二名との共著
「弥彦・角田山・系の樹木」は「角田山系 花の手帖」
よりは開く機会は少ないが、角田山系の必須アイテムだ。
名前は、福島県の会津地方で、最初に見つけられたことによります。
弥彦・角田山系では、南限の樹木とみられています(上記著書より)
灯台コースで出会った花など。
名前は違っているかもしれません。
アマドコロ.JPG
イチリンソウ.JPG
エンレイソウ.JPG
キジムシロ.JPG
シミレサイシン.JPG
セイヨウタンポポ.JPG
ツクバネウツギ.JPG
ホタルカズラ.JPG
アマドコロ(甘野老)・イチリンソウ(一輪草)・エンレイソウ(延齢草)
キジムシロ(雉莚)・スミレサイシン(雉莚)
セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)・ツクバネウツギ(衝羽根空木)
ホタルカズラ(蛍葛)
明日から連休が続く一日前の平日なので、山頂は混雑はしていない。
持参の、油揚げから煮て、稲荷寿司にして持参したが、あまり美味しくは無かった。
油揚げの煮方が薄味だったようだ。日清どん兵衛きつねうどんミニが汁気もあり、
山の必須アイテムだ。何となく曇ってきて、雨が落ちそうな気配がしたので、
予定バス15:47から14:12に変更しようと早々に下山開始。
妙光寺バス停に一番近い宮前コースを下山する。
このコースも登りに使うことは多いが、下りが急なので、
下山には使ったことがない。湯の腰コースの分岐からしばらくは急な下りが続く。
要所、要所にロープが木に縛られているので、捕まりながら降りる。
後から3人(男2人、女1人)が下りて来た。後にピッタリ付いて下りると、
お先にどうぞと言われるが、「いえ、いえ後付いて歩くと丁度良いペースです」
と言い、お喋りしながら歩く。すると、帰り道(車)が通り路とのことで、
最寄Hスーパーまで乗せて頂く。
奥さん同士が姉妹でそれぞれの旦那さんとの4人とのこと。
本日は姉妹さんのお一人が欠席とのこと。ラッキーでした。
細やかなお礼も受け取らずにお名前だけお聴きした。
ありがとうございました。
角田山麓周遊バスは土日に運行していたが、
今運行しているのは路線バスなので、土休日運行は本数が減る。
稲島か五りん石コースに下山してタクシーを呼ぶのが一番巻駅に近い。
しばらくは、角田山か弥彦山を天気と睨めっこしながら行きましょう!

【いつか深い穴に落ちるまで】

いつか深い穴に落ちるまで.JPG
第55回文藝賞受賞 山野辺太郎 河出書房新社
発案者は、運輸省の若手官僚、山本清晴だった。日本とブラジルとを
直線で結ぶことはできないか。そう彼は考えた。
カウンターテーブルには、飲み干された焼酎のコップと、
皿に残った数本の竹串。発案に至るまで、妙な言葉の
連なりが、脳裏をぐるぐるとめぐっていた。
底のない穴を空けよう。肉のかたまりに、串を刺す。
すると、底のない穴ができる。地球にだって、それはできる。
土のかたまりに、底のない穴。できるはずだが、串はどこにある?
そして突然、新しい事業の種がこぼれ落ちたのだ。
地球に突き刺す串がどこにあるのかは、
追い追い探ってゆけばよいだろう。
困難な道のりが始まるとも思わず、彼は楽観的だった。
会計を済ませて、やきとり屋を出ると、夜空を
うっすらと覆った雲を透かして、光の強い星が
いくつか、点々と姿を見せていた。
沿道には、波形のトタンや黒ずんだ木材をミノムシのように
接ぎ合わせてできた窮屈なバラックが立ち並び、闇市を
かたちづくっている。1945年の敗戦から、まだ
幾年と経っていなかった。受けて側のブラジルにも、
「オーケー。その話に乗ろう。
エキサイティングな計画じゃないか」
と承諾を得て、予算をめぐる大蔵省との果てしないと思われた
攻防にも、終止符の打たれるときがきた。
研究開発中のリニアモーターカーの予算に
混ぜ込むということで折り合いがついたのだ。
この内密の事業を請け負うために、大手建設会社の
子会社が設立された。
運輸省から省の外郭団体へ、外郭団体から親会社へと
ゆだねられた穴の工事を請け負い、施工するのが
この会社の役割だ。
そこに入社して広報係となったのが、僕だった。
海外からの訪問者との繋がりや、友好が描かれたり。荒唐無稽な
プロジェクトに淡々と粛々と時は過ぎ去ります。
読者は、チョット眉に唾を塗りたくなります。
選評の抜粋
「温泉が出たというのはけっきょくのところ最善の結果では
あったのだ。などと巧みに論点と言葉をすり替えながら、
小説は突き進む。作者のそうした胆力技量の高さを
評価したというよりはむしろ、小説という表現方式を信じる力の
強さと、想像力の勝利に打たれて、私はこの作品を絶対に
世に出したいと思った。(磯﨑憲一郎)
『学研まんが、できるできないのひみつ』という本に
「地球のうらがわまであなをほって荷物を送れるか?
という章があり、この小説とそっくりな命題が
検証されているのですけれど中略
文科系の土木小説。この野蛮さは大物の証拠かもしれません。
(斎藤美奈子)
山野辺氏は端正な容姿で、東大大学院卒業です。
小説家としての伸びしろを評価されているのも頷けます。
2019年1月12日朝日新聞デジタル書評コーナーでも、
山野辺氏の作品だけが書評されております。
同時受賞は日下英之氏「はんぷくするもの」です。
2019年冬号に文藝賞受賞後作品として「孤島の飛来人」が
掲載されていました。
『自動車会社で働く「僕」は六つの風船を背中に背負って、
ビルの屋上から旅立った。目指すは父島。だが、
たどり着いた先は・・・』
穴を空けていく次は風船で空かい?という感じが否めない。
もっと、世間とか人間の真相に迫って欲しいと思います。

【罪の声配信開始】

映画「罪の声」が23日配信開始になり早速観た。
images.jpg


劇場公開されていた時に、実は観たかった。
小栗 旬と星野 源の二人はとても好きな俳優だから。
ところがまごまごしている内に終了してしまった。
そして23日、遂にネットで、レンタル配信開始。
映画の公式サイトでも、感嘆の声が続々と掲載されているが、
大袈裟でなく、観ながら、後半、ラストは嗚咽しながらだった。
塩田 武士という作家は、今まで縁が薄かったが「歪んだ波紋」も
面白かったし、今回の罪の声に関しても、通常では
「グリコ・森永事件」とかしそうだが「罪の声」としたところが
この作品の核を言い得ている。劇場型犯罪と一口で括るには
親が子供を巻き添えにしたところから始まる子供のその後の人生
に泪が止まらない。原作は原作で小説としても面白さもあるでしょうが、
やはり映画に軍配が挙がる。
1984年、リアルタイムでのこの頃、子育て(実際は母に任せていた)
仕事で忙しい日々で、事件をゆっくり検証する時間も無かった。
今後は、塩田 武士という作家から目が離せない。

【イングリッシュラベンダーを買った日】

ブルーベリー.JPG
近くのSスーパーは、近くに大きなHスーパーがあり、
駐車場も広いし、焼き立てのパン店、ケーキ店、ATM
などあり、お客が次第にそちらへ移動してテナントが
次々と閉店していく。Hスーパーは長岡市、Uスーパーは
新発田市が本店で、Sスーパーは生粋の新潟市に旧くからある
スーパーで、私は好きだが・・・
団子店、お茶店、書店&文具店、花屋などが残っている。
新潟の老舗菓子店があったが、撤退して、洋服店になり
それも撤退して今は100円均一店が空きを埋めている。
小さな書店&文具店B書店は意外と便利で、文庫本や実用書が主だが
文庫一冊でも、ポイントが付き、送料無料でAmazonで
買う方が便利なのでついついそうするのだが、時々は
B書店が撤退しないように文庫本など買おうかな。
入口(出口)にある「花のきりん」から初めて
鉢植えの<イングリッシュラベンダー>を買った。
水やりのタイミング、5~7月迄の過ごし方
8月以降の夏場の葉の落とし方など教えてもらった。
小さな、狭いベランダに置き、水は土が乾いてから
やること、南東に向いているので日当たりは良い。
5日間で花が少し膨らんだ。
ブルーベリー2.JPG
左のお姉さんラベンダーの隣りに妹ラベンダーを置いた。
小さなこと、僅かなこと。意味はないが、生活の小さな歓びとなる。
花言葉は
「いつまでも待ってます」 ・「清潔」 ・「優美」 ・「あなたを待っています」 ・「期待」
英語では
devotion(献身的な愛) ・silence(沈黙・静寂) ・distrust(疑惑)

【ノマドランド】を観る

ノマドランド.jpg
映画情報で本作を知った時に、又、いつものことで、
新潟市での上映はないかな~と思っていたらユナイテッドシネマで
上映されていた。アカデミー賞<作品賞・監督賞・主演女優賞・
撮影賞・編集賞・脚色賞>6部門にノミネートされている。
「ノマドー漂流する高齢労働者たち」春秋社から鈴木素子さん訳で
翻訳本も出版されている。分厚くて、これもいつ読破できるやら・・・
日本では装備改良したキャンピングカーで立ち寄った場所場所で
仕事を得て(例えばAmazonの倉庫から品物を出す)
(家畜場の糞の始末、清掃)(スーパーの仕事)などなど
ホームレスではなく、ハウスレスという。年金請求はしたくない。
働きたいのだと。「ワーク&キャンパー」つまり「ワ~キャンパー」
羨ましい限りだ。かつて、中古のマイカーで山へ出向き、SAや林道で
仮眠したりしていた時期もあった。
こうした生き方が出来るアメリカは国土も道路も広くて、
多様性重視の流れ着実と新聞に書かれていた。

【騙し絵の牙】を観る

騙し絵.jpg
騙し絵の牙」を観る。本も購入してあるのだが、最近は
一冊本を読むにも途中から再読したりして、本当に遅読になり、
やはり本の方は、映画を楽しんでからにしようと。
大泉 洋さんの主演映画は久しぶり(探偵はバーにいる)以来。
ちなみに氷魚君も久しぶりに会えた。
出版界が舞台の作品ということもあり、観る前から
興味深々で、面白かった。
小説や雑誌など読む時にも、その時扱われている内容で
判断しているので、出版社の内情までは考えたことはなかった。
それでも、一応「文学好き」としては、毎月「五大文芸誌」
を全て読みたいところだが、図書館から借りようが、購入しようが
五冊読み切れない内に次の月が来てしまう。
私自身は、若い頃には「文學界」をよく読んでいたが、最近は
「文藝賞」や「芥川賞」の受賞の関係で「文藝」を借りて読む。
というのは文藝は現在は季刊になったのでゆっくり読める。
と言っても、読むのは受賞作品くらいなのだが。
ちなみに「五大文芸誌」を調べてみた。
ランキング
1位⇒「文學界」発行部数10,000部 芥川賞63人 ¥1.150-
2位⇒「新潮」 発行部数6.430部   芥川賞30人 ¥1,100-
3位⇒「群像」 発行部数6,250部  芥川賞22人 ¥980-
4位⇒「すばる」発行部数5,000部   芥川賞4人  ¥970-
5位⇒「文藝」 発行部数非公開   芥川賞10人 ¥1,485-
発行日は「すばる」が6日で、後は全て7日
純文学のすゝめ」から引用
発行部数、芥川賞受賞者で断トツ一位なのはやはり大手「文學界」
この他に、所謂直木賞などにノミネートされる大衆文学も
「オール読物」がトップでやはり文藝春秋が占めている。
新潟市の図書館では少し前から「群像」は取り扱いがなくなった。
映画サイトでは<原作を読んだ人ほど裏切られる>とある。
切羽詰まった未読が終わったら、ゆっくりと「塩田武士」の
世界に浸り、そしてまた映画をネット配信されたら観る。
文藝春秋が全面協力した老舗出版社「薫風社」の内部や
外観のリアリティにも注目です。クラシカルなビルの重厚さは
さすが老舗出版社と思わせる。

【百年泥】を読む

百年泥.JPG
百年泥 石井遊佳 新潮社 2018年
この作品が芥川賞を受賞した時のことは覚えているが、
若竹さんの受賞の方に強い関心が向いていた。
その時の記事は2018年5月29日に書いている。
自分に近い年齢の女性が受賞とあってより強く関心が向いた。
11日に東京FM「Panasonic Melodious Library」で取り上げられたことで、
図書館本で読んでみた。
<チェンナイ生活三か月半にして、百年に一度の洪水に遭った私は果報者といえるのかもしれない。>
とう書き出しは期待と驚きの世界への導入としてインパクトの強い書き出し。
まず一言でいうなら「面白かった!」の一言に尽きる。
読まずにしてしまう判断は良くない。
男に騙されて多重債務者になり、ヤミ金の借金を元夫に
返済してもらった代わりに、チェンナイにある会社の日本語講師の職を
斡旋してもらった。
5年かけて元夫からの借金を返すことになった。
大阪とチェンナイは友好都市の提携を結び、大阪市にあるすべての招き猫と
チェンナイ市のガネーシャ像を交換したという。
そんなニュースも大阪には疎い私は丸で知らなかった。
有名なIT企業の社員4名だが、なかなかスムーズに授業が捗らない。
洪水の3日後に街に出ると、川の底に溜まっていた100年分の泥が
道の端にず高く積まれていた。
街は大洪水の後を見物しようとする群衆でごった返している。
翼で飛翔する通勤者が現れたりする。
その百年泥から、大阪万博のコインペンダントや、人魚のミイラや
人間などなどが現れてくる。
空想、幻想と現実との境目を読み手も判別し難い。
チェンナイの日本企業の社員に日本語を教える仕事に就くために
出向いたという件はノンフィクションかなと思わせられてしまうが
デーヴァラージという一際抜きんでている生徒とのからみや、
百年に一度は巡ってくる氾濫による「百年泥」との闘いの人々の様子等々
「私」が父と暮らしていたころのまざまざと思い出すことなど。
場所は時間は入り組んで語られるので、時に、時間の経過に戸惑う。
読むことに集中できずに、図書館本をいつまでも手元に置くことの
重圧(期限にはまだまだ日があるのだが、私の困った性癖で図書館本は
早く、早くと返したい)一読して、付箋しながら読むと、付箋だらけに
なってしまい、それをどう読書ノートに記録してらよいのか?
そこで又、戸惑いと躊躇とに苛まれる。
「百年」がつくタイトルで思い出すのは柴崎友香著「百年と一日」だ。
これも時間の経過と、あらすじのような長いタイトルで構成されていて、
人生と時間が縦糸と横糸にように織りなす物語。好きな作品だ。
読んだ後から忘れるので、何度でも再読したい。

【雪国植物園】

IMG_0104.JPG
東口玄関(現在南口は閉鎖)
雪国植物園は長岡市宮本3丁目にある。
車があった頃に2~3回は行ったような気がする。
今回は長岡駅大手口から宮本三丁目経由循環で走っているバスで、
宮本3丁目で下り、徒歩4分程で行ける。
HPにはバス時刻表も載っているが、本数が少ないので注意が必要。
園内地図や、今咲いている花、終わりそうな花、これから咲く花等の
案内が毎週金曜日に更新される。
私が思いついて出かけたのは「サンカヨウ」が今咲いている花に
載っていたからだった。サンカヨウが好きで、20207年6月、
二王子岳に行った。久々の二王子岳は苦しかった!
雪国植物園のゆったりした里山歩きで、オオミスミソウやシラネアオイなど
見ながらの散策も良いなと思った。
今年はサンカヨウの咲くのが早いと仰ってた。
IMG_0097.JPG
オオミスミソウ
IMG_0080.JPG
サンカヨウ
IMG_0066.JPG
ホクリクネコノメソウ
IMG_0063.JPG
シラネアオイ
IMG_0058.JPG
オオミスミソウ
IMG_0047.JPG
オオイワカガミ
IMG_0031.JPG
ツバキ
IMG_0025.JPG
IMG_0034.JPG
トキワイカリソウ
IMG_0006.JPG
イカリソウ
IMG_0018.JPG
エゾエンゴサク
IMG_0093.JPG
鏡を置いて撮ったカタクリ
撮ったけれど、上手く撮れなかったり、咲いていたが、
撮らなかったり、見つけられなかったり・・・
登山道に沿って眺めて歩き、撮るのと違って、案内図には分岐、
分岐に番号が振ってあるのだが、広い園内グルグル歩くのは
それなりに疲れる。ヤマユリ、オキナグサ、ニッコウキスゲ等は
イノシシによる被害で園内では
絶滅危惧種だそうで、金網等の保護に取り掛かると言っていました。
無理をしない範囲で、花を求め、自然を求めて、
これから山歩きに勤しみましょう!

【前田司郎脚本二作品】


何げなく検索していたら「前田司郎」脚本&監督という作品に出逢えた。

前田司郎?何か見たことがある名前のような・・・お笑いの人だったかな?

前田司郎.jpg
二階堂ふみの隣でにっこりしているのが、前田司郎さん。脚本家&監督43歳の素敵な人です。
ふきげんな過去.jpg
小泉今日子と二階堂ふみが母娘役を演じる、劇作家・前田司郎のオリジナル脚本による監督作品。小説家やシナリオライターとしても活躍する前田の映画監督作は、「ジ、エクストリーム、スキヤキ」に続いて、これが2作目となる。北品川の食堂で暮らす女子高生・果子の前に、18年前に死んだはずの伯母・未来子が突然やって来た。ある事件を起こし、前科持ちとなってしまった未来子の登場に、慌てふためく家族。そして、果子は自分の部屋に図々しく居候する未来子にいら立ちを隠せなかった。退屈に思われた果子の夏が、自分が本当の母親だという未来子の出現によって、特別な夏へと変わっていく。未来子役を小泉、女子高生・果子役を二階堂がそれぞれ演じる。
小泉今日子演じる未来子は爆破で死亡したことになっているのに、18年振りに家族、親族が暮らす家に
突然戻ってくる。未来子の死亡により、未来子の夫は未来子の妹と再婚して赤ん坊を背負ったり、乳を含ませたりしている。
果子は高校生で、学校にも余り行かずに、ふきげんな毎日を送っている。タイトル「ふきげんな過去」の過去は
果子の名前と符合する。後半には実の母が未来子と分かる。背負われている赤ん坊は未だに出生届けが出されておらずに
映画ではどうみても、動いている気配がなく、人形を背負っているのではないのか?
未来子は爆弾を作ることで世界を変えるという実行する希望を持っていて、ひょんな拍子で爆破してしまう。
登場人物一人、一人が隠し事を持っていて、それがユーモラスにも思える。
大きな事件や変化は起きないのだが、テンポ良く進む展開は面白い。
徒歩7分.jpg2016年NHKプレミアムドラマ「徒歩7分」
黒崎依子(田中麗奈)、32歳。金も仕事も彼氏もない。7月のある日、下町の小さなアパートに引越し一人暮らしを始める。隣の住人は、ど派手な格好の咲江(菜葉菜)と無職の男(平野勇樹)。時間を持て余す依子は、壁越しに隣室の会話を盗み聞きする日々。一方で、依子は元カレの光一(福士誠治)のことが忘れられないでいる。そんなある日、依子の部屋に「田中靖夫」という見知らぬ人物から不気味な手紙が投函されだす。
全部で7回放送。この脚本により前田司郎さんは向田邦子賞を受賞した。
51gVMKcABFL._SX296_.jpg
内容は前述の未来子とは真逆な依子が主人公。田中麗奈の演技が上手くて、本当に、空気読めない。人の気持ちが察しられない
自分勝手な人に思えてきて、観ていてイライラしてじれったい。
隣室に住む、看護婦(この当時は)離婚して子供は夫が引取り、優しさしか取り柄のないプータローの男と別れたばかり。
隣室同士行き来するようになる。
大学卒業して就活には失敗し、漫画家の夢も両親の反対にあい、挫折して、活動的な妹はフランうへ留学しているというのに、
依子は元彼の別れ宣言にも、彼のアパートの玄関先に何度となく立つ。
対照的な作品だが、私の好みは、じれったくなる依子よりも、不機嫌な果子や爆弾製作未来子の方が面白い、好きだ。

【かか再読】

文藝.JPG
私は評論家ではないし、作家を誕生させる選考委員でもない。単なる、その他大勢の一読者に過ぎない。
そんな読者の端くれとして、文藝賞を受賞した「かか」が自分の中でどう決着付けるのか、問われている気がして本日再読した。
2時間あれば読み終えると書いていた人がいたが、私は遅読で、かと言って精読という訳ではないのだが・・・
2020年9月24日にやはり図書館から借りた「文藝」で読んでいる。自分の記事を読むまで、本日書いておこうと思った感想が
全く同じだということで驚愕している。9月26日記事には「改良」の感想を書いているが、再読はしない。
応募作品なので、作者氏名、年齢、性別は予め知った上で、最近では「略歴」という項目も加わっているが・・・
最近まで選考委員をしていた或る作家はラジオで「タイトル」を見ただけで「受賞に値するかどうか」決まる。
と言っている。もしくは、冒頭一文。勿論、年齢、性別はその後で確認する。要するに内容は真剣に読まなくても分かると、豪語していた。
つまり、受賞というのは、その直後から公開され、売れるかどうかなのだからとも。
「かか弁」という名称が付いた文章だが、今回、ゆっくりと再読したら、後半に進むに従って、突然、通常文で語られる部分が
多くなり、「えっ?これは主語がうーちゃんじゃないの?」作者が後半に「かか弁多用」に疲弊した感が露わになる。
通常文の末尾に「そうだ!そうだ、かか弁にしなくては」という感じで慌てて変な語尾に付けたり、全体での「かか弁」の
統一性が崩れてきている。どう読み込もうとしてもうーちゃんが19歳とは思えない。
同じ「文藝2019年冬号」に前年「文藝賞」受賞した山野辺太郎さん「孤島の飛来人」が文藝賞受賞第一作として掲載されている。
宇佐見りんさん、遠野遥さんのように、芥川賞とのダブル受賞ではないので、それほどメディアには表出しなかった。
「口直し」?の意味でこれから読みたい。山野辺さんは選考委員である磯崎憲一郎さんと受賞時の年齢が42歳で勤務しながらの
受賞と共通点があったということだ。いろいろと歴代最年少とかと言って、他の分野でも「若さ」に最初から軍配が挙がっているが
、それは致し方ないのか?
閑話休題
映画で観た「パンドラの匣」がAmazonから届いた。文庫によっては「斜陽・パンドラの匣」もあるが、新潮文庫は
文庫タイトルは「パンドラの匣」だが「正義と微笑」が文庫半分以上の頁を占めて掲載されている。
帯には「代数や幾何の勉強が、学校を卒業してしまえば、もう何の役にも立たないものだと思っている人もあるようだが、大間違いだ。
前者は日記形式・後者(パンドラの匣)は映画でも出てくるが手紙形式。
そしてひどく前向きな内容なのだ。太宰の別の面は知ることになる。

【パンドラの匣】を観る

640.jpg
「高原へいらっしゃい」で可愛い姿にすっかり虜になった染谷将太君の少し成長した映画を見つけた。
2009年は太宰治の生誕百年ということで「斜陽」「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」
「パンドラの匣」「人間失格」の四作品が映画化された。
本作品は太宰作品にしては珍しいポジティブで明るくユートピアの中での生活を描いている。
結核のため出兵することもかなわず太平洋戦争終結を迎えた少年ひばりは、「健康道場」と称する風変わりな結核療養所に入所。
気まぐれで明るい看護士のマア坊や、美人看護士長の竹さん、個性的な療養患者たちとの日々を通して、次第に生きる活力を取り戻していく。太宰治の同名青春小説を、「パビリオン山椒魚」の冨永昌敬監督が映画化。主演は「フレフレ少女」の染谷将太。芥川賞作家で歌手の川上未映子が美人看護士の竹さんを演じ、女優デビュー。
此処では病衣に手縫いの名札で愛称が書かれている。<マア坊><竹さん><つくし>などなど。
「やっとるか。」「やっとるぞ。」
「がんばれよ。」「ようし来た。」この掛け合いも小気味良い。
川上未映子や中里依紗、KIKIなど女優陣も個性的だ。
早速、Amazonで文庫を注文した。そして、この映画もお薦めします。
染谷君はオーディションでこの役を勝ち取ったそうです。
0013_large.jpg0129_large.jpgpandora1.jpg0264_large.jpg

【推し、燃ゆ】を読む

文藝春秋.JPG
芥川賞受賞作品が全文掲載の場合のみ「文藝春秋」を購入して読む。
半ばまで読んだ状態で「つまらない!」と投げ出した。
文藝賞受賞「かか」は三島由紀夫賞もダブルで受賞した。三島由紀夫賞は最年少での受賞。
芥川賞受賞は綿矢りさ、金原ひとみに次ぐ史上三番目の受賞とか。
このままの流れでゆくと、中学生芥川賞作家誕生も時間の問題でしょう。
文藝春秋を読みたいのは選評が読みたいから。
つまらないことだが、自分の感じた感想と選考委員とが一致すると何故か「そうだろう!」などと得心がいく。
候補作五作の内、四作が少女を主人公にしたり、重要なモチーフとして使ったりしているそうだ。
松浦寿輝氏は、性別、年代共に、かけ離れ、かろうじて日本人だけが共通点と言える。と書いているが、私は辛うじて性別も一致している。
「推し」などというたちまち古びてしまいかねない内輪の隠語めいた言葉が、題名をはじめ嫌というほど繰り返されているのが気にならないでもないが、しかし、ひょっとしたらこの小説が広く読まれることで、一過性のジャーゴンであったはずのものも一般化し、やがては広辞苑に載ったりするようになるのかもしれない。
アイドルに嵌ることを「推し」ということは全く知らなかった。映画化なども視野に入るので、今年の新語にも入るのだろうか?
というか、実は、若者にはもう既知の言葉なのだろうか?
途中で投げ出してしまっては、せっかく購入した雑誌に対して、作者を選ばれた選者の選評に対しても失礼ではないか。
再読して、全文読んでもやはり私の中にすんなり入ってこなければ仕方ない。
再読しながら「かか」の宇佐見語彙を思い出していた。吉田修一氏の評が一番納得感が強かった。
『残念ながら目新しさを感じないまま読み終えてしまった』と書いていた。
多分、全体に抜きんでている秀作がなかったのではないか。
「発達障害」との評も出ているが、私はそこまでではないと思う。
忘れっぽくて、責任感が欠如している、少々だらしないところのある「あたし」が後半にきて「あたし」目線が
宇佐美りん目線の言葉に様代わりしてくる。『猫のにいにい鳴いている声が薄く聞こえた』
『文章が浮かばないときは、散歩に限る。小さな鞄ひとつだけ持って外に出ると晴れ上がった空の青さにまぶたの裏が点滅した』
「あたし」の言葉から、作者自身の急に文章が熟練の上手さに代わってなんというか読者は「げんなり」してしまう。
私のちょっと変な感想は他の人には理解できないだろうと思う。作者の言葉になった途端に「あかり」が共感できる対象になってしまう。

【高原へいらっしゃい】

51t-gt5Kh+L._SX450_.jpg
山田太一原作・脚本、田宮二郎主演の「高原へいらっしゃい」(1976年)を佐藤浩市主演で2003年にリメイク。当時、幅広い年齢層から支持され、今もなお語り継がれる伝説のドラマ。八ヶ岳高原にある一軒の荒廃したホテルを舞台に、ホテルの再建に立ち上がった一人の男性と、彼を取り巻くスタッフたちが奮闘する。人間同士の触れ合いや葛藤を温かいまなざしで描き、現代においても色褪せない感動の要素が詰まっている。共演は西村雅彦、井川遥、堀内健、大山のぶ代、竹脇無我、余貴美子、菅原文太ら。
佐藤浩市と別居中の妻が引取っている息子役が何と染谷将太が出演。まだまだ、可愛い小学生。

#1八ヶ岳高原にある小さなホテル。数年前までは営業していたが、バブル崩壊と共に倒産。一流ホテルの支配人を務めた経歴を持つ面川清次(佐藤浩市)に、その再建が託された。

#2シェフに逃げられ窮地に立たされた高原ホテルへ、自分を雇って欲しいと小池(菅原文太)がやって来た。だが、面川(佐藤浩市)は小池を信じることが出来ないでいた。

#3予定より早く神崎(杉浦直樹)が到着。準備が整わないまま、面川(佐藤浩市)は神崎を迎える事に。その上、ボイラーの故障で客室のお湯が出ないという問題が起こり…。

#4一週間後にオープンを控え、面川(佐藤浩市)はじめ従業員達は、シミュレーションをしたりパンフレットやHPを作ったり準備のため忙しく働いていた。そんな時…。

#5今まで入っていた予約が次々とキャンセルされた。すぐ近くの設備の整ったホテルが、格安のキャンペーンを始めた影響だった…。

#6高原ホテルに、披露宴が出来ないかいう話が舞い込む。張り切る従業員たちをみて、披露宴をホテルの売りにしたいと考える面川(佐藤浩市)だったが…。

#7順調に予約が入り始め、冬の時期をどう乗り切るか前向きに考えている面川(佐藤浩市)。しかし、若月(西村雅彦)は「冬の話はやめて欲しい」と冷たく言い放つ…。

#8予約も順調に入るようになり、面川(佐藤浩市)をはじめ従業員たちは、このホテルで仕事をする楽しさを感じていた。ある日、水島絹江(八千草薫)という女性がやって来た。

#9小池(菅原文太)から、自らとオーナーの矢野(竹脇無我)との関係を聞かされた面川(佐藤浩市)たち。このホテルだけは守りたいという小池に対し…。

#10ユナイトホテルに買収された八ヶ岳高原ホテル。面川(佐藤浩市)を心配する祐子(余貴美子)は、矢野(竹脇無我)の元へ押しかけ…。

野辺山駅から近くて、ホテルの窓からは八ヶ岳の雄姿が一望の下で眺められる。沢にくれば満天の星が見られる。
絶好のロケーションと料理が事情あってこのホテルに応募した腕利きのシェフに拠る料理で連続予約が殺到する。
まず一言で言えば、面白かった。18年前なので、出演者がとにかく若い。
辛うじて、二つ折り携帯が使えた時代。
このドラマを見ていたら、野辺山駅に下りたってみたくなった。
八ヶ岳高原ホテルのモデルになった八ヶ岳高原ロッジがあるが、実際に一人で訪れるには高くて実現できそうもない。
もう、昔の感がある頃、会山行トレッキングで野辺山高原 平沢峠から飯盛山へ歩いた。
暑い日で熱中症になりかけた人がいたっけ。マイクロバスで行ったのだが、電車、バス利用だと新潟からは不便な地だ。
header.jpg
この猫は何処の子?
私のピクチャに入っていた。

【弥彦山2021年4月】

4月1日「弥彦山」へ行ってきた。
角田山にしようか弥彦山にしようか、迷い、結局弥彦にした。
7時03分最寄駅⇒吉田駅⇒弥彦駅 着くと、新潟市内もそうだが3月後半になって急に桜が咲いたと同じに弥彦駅前も桜が出迎えてくれた。
yahiko1.JPG
先回行った時には、下から歩いて行き、普段の歩き不足がそのまま祟って、非常に疲れてしまった。
今日は、咲いている雪割草など一輪でも良いから出逢えれば良いということで往復ロープウェイを選ぶ。
yahikohana1.JPG
yahikohana2.JPG
yahikohana3.JPG
hahikohana4.JPG
hahikohana5.JPG
hahikohana6.JPG
デジカメは持参せず、スマホで撮影する。最近、スマホの電池残量がすぐに少なくなる。
予備のバッテリーを持参してさしながらなので非常に撮りにくい。写真など、撮らなくてもいいようなものだが、記憶に留めて
いられないので、記憶を留める意味で。
山頂神社にお参りしてから妻戸尾根を下る。弥彦山花のトレイルを歩く。
八枚沢登山口手前の苔蒸したベンチにシートを敷いてお昼を食べる。
食べ終わってから小さな沢を渡り、雨乞尾根へ向かう。
ところが、どうも変だ?眼の前にアンテナが突っ立った頂きが見える。
あの頂きは??このコースを歩くのは随分久しぶりなので、ピンとこない。
ロープウェイ駅に電話して、事務所等で、コースが分かる人はいませんか?
と電話をすると、折り返し電話を頂く。私の見ているピークは雨乞山ではないかということだ。
久し振りなので、なんだか焦ってしまったが、自分の現在地に自身が持てれば、雨乞山だと
確信が持てれば、そのピークを越えて、国上山方面へ進むことも出来るのだが、分岐まで戻り能登見平まで歩き、ロープウェイで下ってきた。下山した時には既に、猛烈な筋肉通に襲われていた。
これから気候が良くなるので、晴天には、弥彦界隈を歩きに行こう。
角田山麓も路線バスを利用すれば各コースを歩けるが・・・
弥彦周辺の方が好きかな?ただ、電車で吉田駅での乗り換えが面倒だが。