【カキモリ読書ノート】

最初にカキモリの読書ノートを知ったのはe-honからだった。
カキモリ」とは蔵前にあるオーダーの文具作成・販売をしている会社。
リング、止めゴム付で、紙質はツルツルした紙質ではなくザラザラ感があり、万年筆に合う紙質。
2011年頃から書き始めたが、全て詳細に書いている訳ではない。
見出しの箇条書きだけの時もあるし、記憶力に乏しい私にとっては、書留メモを見るだけで再読の参考になる。
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№5まで書いてあるが、今回は値段も高くなり、一冊、一冊注文に応じて、
表紙の皮の色、中の紙質、止めるゴムの色等々自分なりに決めていく。
随分、贅沢な読書ノートと言える。№6と7を注文した。(タイトルシールは自分で作成)
日記やこのノートにはPILOT KaKuno でブラウンのインクを使っている。
ブラウンのインクは何処でも売っている訳ではないので、小さな6本入りを
Amazonやヨドバシネットで注文する。どうでもいいような自己満足の拘りに
一人でニンマリしている。東京の下町には蔵前のカキモリとか鳩居堂とか老舗の
文具店がある。その辺の需要と供給が満ち足りている処が「都会の贅沢」で羨ましい。
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「読書メーター」という自分の読書感想を約250字以内に纏めて、掲載、登録保存げできる
便利なサービスがあり、それはそれで便利で、未読の本の感想を見るのにも便利で利用している。
事前に書評を見ることが当たり前になって、この人がこういうなら・・・とか、受賞作品なら、選評など参考にすることが多い。
ネット、ラジオ、新聞や出版社のPR誌等々で、新刊案内と共に書評も掲載されていれば参考にする。
たとえ大多数の読者が「面白かった!」「凄い!」「文章が斬新!」と言ったとて、自分の感想はあくまで
自分の感じたことが尊重される。自分の知識、読解力が足りなくて深読みが出来ない時は、自分の目の高さで理解するしかない。
でも読書ノートが素敵だと自分だけの読書が質量的に高まる感じがする。

【まともじゃないのは君も一緒】

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まともじゃないのは君も一緒』を観る。成田凌と言えば、今高視聴率の「おちょやん」に出演している。
毎度言っているが、俳優の好き嫌いは、誰にでもあることで、ネットでの検索など、自分の感情と関係ないと思っている。
演技や、普段の素行がどうとか、ネットでの検索に自分の感情を寄り添わせることはないと思う。
今までならこの手の映画は観なかっただろうと思うが、成田凌は、信じてもらえないかもしれないが、
若かりし頃のジョニー・デップを思い出させる。全くの私の独断と偏見だが。
『まともじゃないのは』は清原果耶の新鮮な印象も相まって、面白かった。
もし、この役がこの二人の主演でなければ絶対に観ない映画だった。
窮鼠はチーズの夢を見る』は所謂BLと称される漫画の映画化。ネットで観た。
もし、成田凌がジョニー・デップを意識していたら良いのにと思うが・・・
彼(成田凌)が憑依する様は上手いと思うし、何と言っても顔が良い。
クロスパル近くに老舗漬物店がある。クロスパルに行った時には時々覗いて漬物を買ってくる。
「紅くない紅生姜」?があり、新潟名物「みかづきのイタリアン」にトッピングされているとのこと。
お寿司に添えられている「甘酢ガリ」も、こちらで提供しているとか。
赤かぶの甘酢漬けが好きで、買う。ご主人と、旧い話をする。この辺は新潟地震の頃道路が水浸しになった。
老舗蝋燭製造店、質屋さん、煎餅製造販売店など、同級生のお店の話をする。いずれも今は現在地からは居なくなった。
待っている間に眼を小さな中庭へ向けると「垂れ梅」がまるで舞妓のようにすっくと立っていた。
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弥生、三月君を愛した30年』もネットで観た。16歳、高校生の頃から50歳までの三人の物語。
その三人の中の一人サクラは杉咲花で彼女は病気で卒業式を待たずに死んでしまう。
弥生役波瑠と山田太郎役成田凌との大切に育んできた「恋こころ」がようやく中高年になって結ばれる。
スマートなカッコ良い約でもないが、彼はどんな役でも、キチンと成りきって自然体で演じる。
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【没後40年】

遠東航空103便墜落事故(ファーイースタンひゃくさんびんついらくじこ、三義空難)は、1981年8月22日台湾の航空会社の遠東航空機が巡航中に空中分解して墜落した航空事故である。

2016年現在、台湾島で発生した航空事故としては二番目に多い犠牲者を出した事故となっている(最大の事故は1998年に発生したチャイナエアライン676便墜落事故(死者203名))。

事故の概略[編集]

台湾台北松山空港高雄行きの遠東航空103便ボーイング737-200(機体記号B-2603)が、台北を午前9:54に離陸して14分後、台北の南南西約150キロメートル苗栗県三義郷上空高度22,000フィート(6,700メートル)を巡航中に突然空中分解し、山中に墜落した。

この事故で乗員6名、乗客104名の合わせて110名全員が死亡した。乗客には日本人18名が含まれていたが、その中に台湾への取材のため搭乗していた作家の向田邦子やシルクロード写真企画の火付け人であった志和池昭一郎がいたこともあって、日本社会に大きな衝撃を与えた。他にアメリカ人2名も犠牲となっている。Wikipedia引用

この事故で向田邦子は昭和56年51歳で早世した。この頃、私は30代に入ったばかりで脚本ばかりでなく、小説やエッセイなど貪るように読んだ。書かれたものよりも「向田邦子」という一人の女性の生き方、姿勢、に憧れ続けていたのかもしれない。

気がついたら、没後40年ということで様々なイベントや特集など彼女を偲ぶよすがが行われていた。

NHK深夜便で25日2時間の特集があった。

新潟市の中央図書館で月に一回読書会が開かれていて、課題図書について語り合う会だ。

数年前に2,3度参加したことがあるが、平日の昼なので、その後しばらく参加していなかった。

最近、図書館へ足繁く通うことがあり17日参加してきた。

というのも課題図書が「隣りの女」だったから。

私も引っ越しの度に本を整理してきたので、気づいたら向田邦子の本は手元に一冊も残っていなかった。

慌てて、文庫数冊求めた。「隣りの女」はNHKでドラマ化され、TBSでもドラマ化されている。

残念なことにNHKのドラマは、この小説の目玉の部分が省かれているのだ。

2DKのつましいアパートでサチコはミシンでブラウスを縫う内職をしている。

隣りの女峰子には通ってくる「ノブちゃん」と呼んでいる男がいる。

ノブちゃんが来たり、パトロンらしき中高年の男が訪ねてきた時にサチコは壁に耳を押し当てて二人の怒鳴りあう声やその後に静かになり壁に響く音がする、サチコは耳を押し当てて、自分の呼吸が彼ら二人と同じになっているのを感じる。

「谷川岳ってどこにあるんだっけ」

「群馬県の上越国境」

「そうすると上野から上越線?」

「上野。尾久。赤羽。浦和。大宮。宮原。上尾。桶川。北本。鴻巣。吹上」

男の声は低いが響きのいい声である。ひとつひとつの駅名を、まるで詩でも読むように言っていく。

男の駅名は更に続き、土合まで辿り着いた。

女の声が、くくと鳩のように寄り添っている。

「谷川に登るときは、勿体なくて急行になんか乗れないなぁ。上野から鈍行に乗って、少しずつ、あの山に近づいてゆくんだ」

NHKのドラマは原作と少々離れていて、この谷川岳への駅名部分がない。

TBSのドラマの方はオンデマンド配信されていないので、残念ながら見られない。

私の一番好きな場面だ。

読書会では、初めて向田邦子を読んでみたという男性もいた。

普通の主婦や未婚女性、妻がいる会社員の男などなどの今で言う「不倫」が彼女の得意技で、この時代「不倫」などという言葉は出回っていたのだろうか?

2019年11月に天神平&一の倉沢出合の紅葉を見に行った。その時には、又いつか、山頂に立ちたいと密かに願った。

新潟からは土合は近い。電車に乗って、できれば今年行きたい!

向田邦子は谷川岳は登ったのだろうか?登山をしたというエッセイは読んでいないので多分行っていないのだろう。

壁に耳当てて聴くのに、駅名を男に言わせるなんて憎い演出だね!

今の私が行ける山は①⇒ロープウェイで上がれる処 ②⇒電車で行ける処 ③食事付の山小屋がある処

読書会は西区の図書館でも開催していたが、今はコロナ禍への配慮から中止している。

来月、再来月の課題図書は、私は初読の作家だ。人と会話することが全くない現状では、せめて本に関しての話をする良いことだ!

隣りの女 (文春文庫 (277‐4)) - 向田 邦子
隣りの女 (文春文庫 (277‐4)) - 向田 邦子

向田邦子 イノセント 隣りの女 - 寺島しのぶ, 坂井真紀, 北村有起哉, タナダユキ, 三好晶子
向田邦子 イノセント 隣りの女 - 寺島しのぶ, 坂井真紀, 北村有起哉, タナダユキ, 三好晶子

【あのこは貴族】

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映画化情報を知って、初読「山内マリコ」だった。
映画を観たいと思ったのは、門脇麦、水原希子、石橋静河等女優陣が好きだったから。
最初から分かっていたことだが、肝心の主役華子と結婚する青木幸一郎役
高良健吾が残念なキャスティングだった。
彼のファンも、勿論いるでしょうが、俳優に対しては好悪というより、
個々人の好みというものがあるので、仕方ない。
私は嫌いと好きだなの判断がはっきりしているので、
〇〇さんが出演なら「観る」△△さんが主演なら観なくていい。
といった具合に。高良健吾さんは頬がこけ過ぎ!?
顔色がいつも上気したような感じ・・・といった
他愛のない根拠だ。
誰が相応しいかは1,2人思い当たる男優はいるが、
それは言わない方がいいだろう。
閑話休題
劇場情報で、あろうことか私の住む新潟市には上映館がない。
新潟市は大きな劇場は4館あり、小さな劇場が1館ある。
で、仕方なく4日T・ジョイ長岡まで出かけた。
3月後半になり、今回の記事を書くに当たって再確認すると
新潟・市民映画館シネ・ウィンドで5月15~28日までの
上映が表示されている。長野市の長野ロキシーでは2月26日から
現在も上映されているようだ。此処へも新潟上映がなく行ったことがある。
映画上映は配給等の関係によるのか、所謂シネコン向けでない
映画は上映がなかったり、当てにはできない数ヶ月遅れでの上映になったりする。
<同じ空の下、私たちは違う階層(セカイ)を生きている>
と文庫カバーに書かれている。
第1章 東京(とりわけその中心の、とある階層)
此処で登場するのは榛原華子。
華子は三姉妹の末っ子。髪の色は黒、ピアスの穴はなし、服装の趣味は
落ち着いたハロッズのワンピースなどなど、全てがハイソなお嬢様志向。
華子役は門脇麦を置いては他にいないだろう。
第2章 外部(ある地方都市と女子の運命)
地方都市から受験で合格して晴れて慶応義塾大学に合格した時岡美紀の
ような新入生は学校門前で記念写真を撮っている。
第3章 邂逅(女同士の義理、結婚、連鎖)
終章 一年後
生まれた時から「高級」という確固たる世界に守られ、
敷かれたレールがある華子。美紀ともう一人相楽逸子が登場する。
そうした世界をビジュアルで観たかった。
閑話休題
高速バスで長岡へ向かった。長岡駅前から日赤病院行きの周遊バスとの
連絡時間も余裕を持って調べたのに・・・
見附手前で、先方が事故の為、渋滞となる。
20分や30分は余裕を持っているので、大丈夫と思っていたのに、
結局、駅に到着したのは調べた時間のバスは出た後。
二回目の上映時間も調べたのだが、数時間後だ。
仕方ないタクシーで行き、当初の上映時間には余裕で間に合った。
ホント、何時何が起こるか分からない。
バスや電車を利用するようになってからは万一の場合を考慮はしている。
タクシー代金1710円は痛い出費だった。