【読まれなかった小説】

久し振りに「原信 新通店」「蔦屋」「BOOK OFF」エリアに行く。
車に乗っていた頃は、気楽に行けたエリアだ。
だが、引っ越した先は意外と便利な場所で歩いても行ける。
大きな建物??? 新通つばさ小学校が建っていた。
お目当てのDVDが、ここならあるかな?
残念無かった。せっかく来たので新着コーナーから
2本借りてきた。
【読まれなかった小説】2019年11月公開
読まれなかった小説1.jpg
カンヌ パルムドール賞受賞監督ということだ。
この作品が受賞した訳ではない。
上映時間は約3時間!!
作家他、著名人のコメントが列記されている。
舞台はトルコのチャナッカレです。
トロイの古代遺跡とされている世界遺産があるところということだ。
トルコ・チャナッカレ・・・私には??ですが。

あらすじ
シナンの夢は作家になること。大学を卒業し、重い足取りでトロイ遺跡近くの故郷へ戻ってきた彼は、処女小説を出版しようと奔走するが、誰にも相手にされない。気が進まぬままに教員試験を受けるシナン。父と同じ教師になって、この小さな町で平凡に生きるなんて……

父子の気持ちは交わらぬように見えた。しかし、ふたりを繋いだのは意外にも誰も読まなかったシナンの書いた小説だった――。

本作も、第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されている作品。第51回トルコ映画批評家協会賞では、作品賞/監督賞/脚本賞/主演男優賞/助演女優賞/助演男優賞の最多6冠に輝きました。

父と同じ教員を目指すのか思いきや、試験は不合格。
もう書き終えた小説を出版したいので、町長を訪ねて、資金援助を申し出る。
作家にも失礼な言動で話しかけたり・・・
私に眼には、シナンは少々イラっとする立ち位置だ。
会話が多く、長い。それが映画の長さだが。
不満を抱えた生活の割には、父も母も妹もその生活に憤ることはない。
電気を止められて、憤るシナンに母は「昔は良い人だったのよ」
と酷く平静だ。本は出版にこぎつけたが、シナンは兵役に行く。
shousetsu-sub5.jpg
自分の本は書店の店先に置かせてもらうが、1冊も売れずにいる。
自分の才能にはかなりの自信をもっているが、その態度が他人の顰蹙を買う。
教師を退職した父は、かつて村人が水は出ないというのを信じずにいた
井戸掘りはさすがに納得して諦めた。羊を飼って暮らしていた。
思索的な言葉が会話に中に散りばめられていて、バッハの曲と相まって
広大な雪原は新潟県の魚沼のようだった。
イスラム教の導師との会話で「神を信じなくても、犯罪が少ない国がある」
と、シナンの言い分。導師は「犯罪は少なくても、自殺者が多い」と
返される。同級生だった女性はシナンのように大学に行くでもないので
親の決めた宝石商の金持ちと結婚するしか道はない。
父がふと振り返るとシナンの姿が見えない。
掘り進んだ残骸の井戸の底にはシナンがハンマーを振り上げていた。
自身の才能に自信を抱いていたシナンも、やはり希望を失いながらも
自分なりの生きがいを探し続けている父。
父と息子は数年を経て、互いに分かり合えたようだ。
shousetsu-main_2.jpg
日本の映画なら、もっと厳しく父と息子は対峙するのだろうが、
この父の眼差しはいつも温かく優しい。はにかむように一歩引いた顔で答える。
息子の厳しさは「分かっているとも」と眼の奥では答えているように。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス

この記事へのコメント