【イーディ、83歳 はじめての山登り】

昨年の7月に幼馴染の友人が、実家の用で新潟に来た折りに
「来年は出来れば4月頃に一緒に佐渡に行きたいね」と
話していた。佐渡は行き易さと花の多さと泊まる楽しみとが
あって、毎年でも行きたい処だ。
単独で、ドンデン山荘に泊まるも良し!
佐渡汽船の親睦登山に参加するのも良し。
佐渡汽船の親睦登山は、割安で、二ツ亀ビューホテルの
美味しい食事とロケーションが好きだ。
単独では登山口やコースが分かりずらいピークも
ガイドが案内して花の見所を尋ねことが出来る。
で、先日問い合わせをしたところ
第一希望の4月11~12日のコースに問い合わせをしたが
今の処、申込者はゼロとのこと。現状を鑑みて、山は逃げない!
今年は自粛するべきだ。
昨年7月に上越市に映画を観に行った折り、来年は是非
桜の頃に高田城址公園に来たいと思っていた。
が、これも今年は諦めた。
「来年」や「明日」が平和に迎えられるという保証など
ないのだ。世界が平和でも、一年、一年高齢化していく
私自身の「平穏」は確約できるものではない。
随分前から上映されていた映画【イーディ、83歳 はじめての山登り】
を観てきた。観客は私を含めて3人。
イーデイ.jpg
最近はシネ・ウィンドの上映作品も以前に比べると
特に観たいと思わなくなった。
余りに社会性の強いものなどは。
先日観た「私の小さなお葬式」に引き続き、今回の作品も
高齢者が主人公のそれも「山」が出てくる映画だ。
一言で言うなら「面白かった!!」
後半はジワリ、ジワリ泪が出そうだった。
随分以前からの上映だった所為か?
時節柄か?朝10時からの一回上映は
観客は男女のカップルと私の3人。
私は最前列の真ん中に座り、男女の二人も
隣に座らずに縦も横も間を十分に置いて座っていた。
主役を演じるのはイーディと同じ83歳という高齢だったシーラ・ハンコック。
実際に山に登り、過酷な撮影に挑んだ。またスイルベン山で撮影された。
これは、映画ではなく、実はドキュメントではないのか!
と思わせられるほどだ。70歳ではなく、83歳というところに、
私もまだ、希望は抱ける!?
スコットランド・サザランド西部に位置する「スイルベン山」は
長さ2kmの急勾配の屋根を形成し、最高点は731m。
幼い頃に父から貰った絵葉書にあった山。
一緒に登ろうという言葉が添えられていたが
偏屈な夫は病に倒れ、何十年も介護の生活だった。
本作品は、登山者としての「驚く」映画ではない。
イーディと、ガイドをするジョニーとの関係がとても良い!
事務的にガイドに徹するのではなく、そこには、年齢を逸脱した
人と人との信頼関係が生まれる。
後半、印象的だったのは、途中から単独で山頂を目指している
イーディが風雨の中を彷徨い、避難小屋のような小屋に迷いこむ。
赤々と薪が燃えていた。疲れ果てたイーディは眠りこける。
そこに入ってきた無骨そうな男。眠る彼女には一言も言葉をかけずに
濡れたヤッケなど乾かし、日本風の雑炊のようなものを熱い飲み物と
共に作り、そっと立ち去って行く。
彼女に怖さや、申し訳なさを感じさせないようにとの配慮が凄い。
ジョニーは自分の携帯を彼女に持たせるのだが、
応答が無くなったので、急ぎ追いかけて行く。
そして、イーディは、「自分」だという小さな石ころを
山頂のケルンの一番上にそっと置いて来る。
日本映画では、イーディのような女性は描けまい。
83歳の女性には83歳の生き方を強いるからだ。
肉体の衰えは確かに否めない。が精神は別だ、老いてはいないと
思いたい。私はまだ、13年有る(*^-^*)
自分の行ける手段で、自分の体力に合わせて行ける所まで
山は目指したいと思うが・・・
登山など自分はしない。という女性にも観てもらいたい。

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