【私の小さなお葬式】

1月20日シネ・ウィンドで「私の小さなお葬」を観た。

映画公式サイトから引用
 村にひとつしかない学校で教職をまっとうし、定年後は慎ましい年金暮らしを送っている73歳のエレーナ(マリーナ・ネヨーロワ)が、病院で突然の余命宣告を受けた。5年に1度しか顔を見せないひとり息子オレク(エヴゲーニー・ミローノフ)を心から愛しているエレーナは、都会で仕事に大忙しの彼に迷惑をかけまいとひとりぼっちでお葬式の準備を開始する。まずは埋葬許可証を得ようとバスで戸籍登録所を訪れるが、中年の女性職員に「死亡診断書がなければ駄目です」と素っ気なく告げられ、元教え子のセルゲイが勤める遺体安置所へ。「息子は忙しすぎて、葬儀だのお通夜だの手配できないわ。私はただ、いいお葬式にしたいだけなの」そう事情を説明してセルゲイにこっそり死亡診断書を交付してもらったエレーナは、戸籍登録所での手続きを済ませたのち、葬儀屋で真っ赤な棺を購入する。
 翌日、ふたりの墓掘り人を引き連れて森の墓地に出向いたエレーナは、そこに眠る夫の隣に自らの埋葬場所を確保する。隣人のリューダに秘密のお葬式計画を知られたのは誤算だったが、すぐさまエレーナの心情を察したリューダは、ふたりの友人とともにお通夜で振る舞う料理の準備まで手伝ってくれた。リューダらが去った後、生前の夫との思い出の曲をかけながら死化粧を施す。
 かくしてすべての段取りを整え終えたエレーナの“完璧なお葬式計画”は想定外の事態へと転がり出すのだった……。
モスクワ版「終活物語」という感じだが、暗さやしんどさはない。
エレーナは、永年この村で教師を務めて、一人息子は都会で
成功しているが、彼女曰く5年に一度しか訪れない。
とにかく、日本映画なら暗くなるところだが、前々暗さはない。
自分に合う「自分サイズの」棺桶を注文して、二輪車で、バスで運ぶ。
葬式の料理を自分で作り、近所の友人を招く。
火葬が行われない地域なので、夫の隣地に埋葬場所を確保。
教え子を脅迫(?)して生前の「埋葬許可証」を手に入れる。
そうした場面には何と、昭和の懐かしい歌「恋のバカンス」のロシア版が
心地よく流れる。

本作の原題『Karp otmorozhennyy』には、「解凍される鯉」といった意味があります。
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鯉が解凍されている処に息子が車のキーを落とし、鯉が呑み込んでします。
解剖しようとするも母の反対にあう。
鯉を水槽から出して、車のバックミラーのところへ持っていくも反応せず車は開かない。
その場面がとにかく面白い。
こうした深く、面白い映画は邦画では表せないと思う。
73歳というが、現代の日本の73歳の女性は、まだまだ、元気だ!

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