【雪子さんの足音】を読む

「雪子さんの足音」 木村紅美 講談社
映画化された情報を得て(新潟では8月31日公開)読んだ。
木村紅美さんも初めて読む。
年齢を知り、正直驚いた。
私の娘世代の人だった。
とすると、作中の小野田さん視線から母世代の雪子さんを
書いたということになり、「老女」なのか?
「老嬢」なのか?雪子さん像がいまいち、掴めなかった
理由は、作者の年代と雪子さん年代とのギャップであった。
と、決めつけることは、本当は正しくはないのかもしれないが、
若い人を書けるのが若い人、老人を書けるのが老人と
決まったわけではないので。
アパート大家さんものと言えば、「大家さんとぼく」が昨今では有名だが、
私は作者のお笑い芸人には、全く関心も共感も得られないので、
その図書の内容は知らないが、この二冊はネットの書評では
よく引き合いに出されて評されているようだ。
まず、お金に不自由していない雪子さんは「一人で死んでいて、
何日も発見されずにいないように」という魂胆で、アパート住民
(下宿人と雪子さんは思っている)大学生の薫(男)と
少々変わり者のOL小野田さんと、サロンと称する
雪子さん自室で食事会を催す。そしてポチ袋に
「若者支援援助金」みたいな意味合いを含めて、お小遣いを
渡す。食事会へのお誘いは郵便受けへ手紙を入れる。
これない時には、出前と称して食事を運ぶ。
最近、読む本、読む本、批判感が先に立つのだが・・・
余計なお節介のし過ぎ、干渉し過ぎにうんざりする薫は小野田さんにも
干渉し過ぎにうんざりしてアパートを超す。
私は、年齢的には雪子さんと近いのだが、例え、お金があっても
自分の死を発見してもらう為に食事やポチ袋お小遣いで若者を援助する
なんていう行為は最も、忌み嫌うことで、しない。
干渉されることを何よりも嫌う。
この作品は2017年芥川賞候補、2018年野間文芸新人賞候補になっている。
映画では雪子さん役は吉行和子が演じるのは、イメージは合っていると
思うけど、原作とは視点を異にしているらしいが、期待はしないけど、
多分、絶対観るな~
「風化する女」は雪子さんの前話のような作品で2006年文學界新人賞受賞。
「月食の日」で第139回芥川賞候補。あと一歩の処で受賞は逃しているが
実力のある作家なのだ。他、二冊も図書館に予約中。
昨日4時頃図書館へ返却に出向き、本町通りの温度計は39度を表示していた。
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