のりこの日暮し日記

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zoom RSS 【ここは、おしまいの地】を読む

<<   作成日時 : 2018/10/28 14:59   >>

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何を読むかは、年代、作者、作品、ジャンルと気の遠くなるほどの幅がある。
「本」にも「旬」があって、八百屋の店先や魚売り場の店頭に並べられているがごとくに
書店やネットの新刊書案内には「旬だよ!」とピチピチした輝きを放っている本がある。
そんな「旬」は「読まずに批判は出来ないから」とりあえず手にしてみようか〜
正統派からちょっと外れて読んでみようか。
そんな思いで読んでみたいと思った本は少々勢いを必要とするので
その前段階としてのエッセイをまずは読んでみた。
「ここは、おしまいの地」 こだま著 2018年2月 太田出版
画像
9月の話になりますが、私の2作目『ここは、おしまいの地』が第34回講談社エッセイ賞をいただきました。選考委員の先生方、読んで下さった方、店頭に並べて下さった書店員さん、推薦コメントを下さった歌広場淳さんと竹原ピストルさん、取材や対談をして下さった方、装丁の鈴木成一デザイン室さん、そしてクイック・ジャパン編集部ならびに太田出版のみなさま、本当にありがとうございました。
以下、来場者向けの冊子に寄せた「受賞のことば」です。
筆者ブログより
第34回講談社エッセイ賞を受賞したエッセイ。
こだまさんのブログ「塩で揉む」では詳細に紹介されている。
私はヤンキーと百姓が九割を占める集落で
生まれ育った。
芸術や文化といった洗練されたものがまるで見当たらない
最果ての土地だった。
コンビニも書店もない。学習塾もない。
公民館のロビーの一角に「貸し出しコーナー」
と書かれた今にも倒壊しそうな本棚が三つあり、
住民はそれを「図書館」と呼ぶ。
電車が通っていないので、もちろん駅もない。
バスは一日二便。朝の便を乗り過ごすと
午後まで集落から出ることができない。

乗用車に跳ね飛ばされた祖父は、全身を強く打ち、うんうん唸っているのに、運転席から降りてきた男に
咄嗟に叫ぶ「若者には未来がある!警察が来る前に去れ!さっさと逃げろ!遠くまで逃げろ!」と
およそ被害者の言葉ではない。血を流して、横たわりながら。

そんな土地を離れて小学校の先生になるべく、地元を出て大学に入り、希望通り小学校の教師になるも、
或る一人の女生徒が興した学級崩壊に精神を病んで教師を辞める。
大学に入った時には同じ寮で一緒になった男性と(彼は卒業後高校の教師になる)結婚する。
40歳を目前にし、ネットで知り合った仲間三人と同人誌を作り、「文学フルマ」という即売会に参加した。
地方に暮らし、ネット以外で人とほぼ接点のない私にとって、これはとても大きな一歩だった。
40という得体の知れない壁が「やるなら未だ」と決断させてくれた。
中略
そのとき寄稿した「夫のちんぽが入らない」という自らの夫婦生活を綴ったエッセイがきっかけとなり、
活動の場が同人誌から商業誌へと拡がった。

もしこのエッセイが講談社エッセイ賞を受賞しなければ、前作の「夫のちんぽが入らない」だけなら
読者が気楽には手にとれなかったのかもしれない。
文章はテンポ良く、まぁ、乗りが良い、自虐的な雰囲気を纏いつつ、読ませる力を持っている。
そういう訳で、文庫で250頁の「夫の〜〜〜」をも読むことになる。
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