【君たちはどう生きるか】

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君たちはどう生きるか 吉野源三郎著 岩波文庫
昨年、紀伊国屋書店に行った時に軽い驚きを感じました。
文庫本、単行本、漫画本とそれぞれ平積みで出入り口で
山になっていたからです。
一体何故?今?
まあブームの火付けの推察はともかく、かつては読んだのか?
読んだとしても忘れているし、読まなくても、吉野源三郎の
名前とタイトルは熟知しています。
文庫本を買ってきて、読みました。
「人間分子の関係、網目の法則」
「粉ミルクの秘密」が出てきて、
コペル君のものに取り込む真摯な
態度に、時代を超えて、覚醒させられる
この感覚がブームの要因なのだと。
ある意味ではこれが今の時代にリアルに
書かれたものでないところがコペル君の
コペル君たる真摯さと叔父さんの真摯さが
読む私達の胸を打つ。
私が小学生低学年の頃(昭和34年頃)転校した学校、それまでの町の学校と
違って、教室で裸足の子が居たのには驚きました。
叔父さんのNoteで「貧乏ということについて」は読んでいてジ~~ンとします。
時代を経ても、格差は相変わらず蔓延していて「金持ち」「貧乏」は資本主義の
国では絶対にあることで、それをコペル君向けに話している内容は大人でも
十分に納得です。読みながら付箋を次々に貼り付けていたのですが、
自分が挫けそうになった時にはいつでも再読がしたい本となりました。
こうした本が多くの小学生~大人にまで愛読されるということは
今の日本もまんざら捨てたものじゃないと書いている感想もありますが、どこかの
某大手大学の某理事、監督にも読んでもらいたいものですね。
戦前の山の手のキチンと教育を受けたコペル君のお母さんのコペル君への話し方が
とても品が良くて、自分の子供に対しても「潤一さん」と一個の個性としての尊敬を感じます。
スマホ言葉(そんなのあるのかどうかは?)や「ヤバイ」と「可愛い!」しか語彙を知らないような
昨今の若い女性が母になってもそんな言葉は使えまい。

高橋源一郎氏が「この本は21世紀版の『君たちはどう生きるか』を目指して書きました。
と帯に書かれている本が昨年の12月に新書版で出版されてて、「悪と戦う」で登場した
「ランちゃん」が小学生になって登場するというのです。
今はまだ「積読」ですが、いつかの楽しみです。

今日の猫
これらの猫は映画「猫が教えてくれたこと」に登場した猫ちゃん達です。
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