【遺言三部作「水神」】

今年3月30日の記事で「風花病棟」の記事で書いたように

白血病の闘病中に「水神」を書き、病床で「ソルハ」を書き、退院後に脱稿し、再発を怖れながら「蝿の帝国「」蛍の航跡」の「軍医たちの黙示録」を書き上げました。帚木蓬生氏はこれだけは残しておかなければならないと、祈りながら書いた。
この「遺言三部作」を完結させることができ、素直に嬉しく思っています。
退院して三年経ちました。これからはもう遺言ではなく、一年一年、生きられたことを記念する意味で、新しい小説を紡いでいきたいと思っています。書きたいテーマはたくさんありますから。

2011年12月号 新潮社「波」より抜粋

好きな作家の五本の指に入る作家ですと自負しているなら、心して氏の遺言三部作に取り組まねば!!

画像どちらかと言えば時代小説、歴史小説は苦手です。が、読み始めると大名も剣士も登場しません。轟々と流れる筑後川がありながら、耕す土地が川より高台にある為に百姓たちの大事な仕事は打桶と言って、川から水を桶で汲み上げ、田へ投げ入れることです。前半は百姓たちの苦労、暮らしが書かれています。五つの庄屋が意見をまとめ、自費覚悟で堰を作る嘆願書を出します。村同士の葛藤、反対等々あり、でも土木工事は始まります。そうです。これは土木工事の話です。自然に立ち向かう人々の話なのです。氏の産まれ故郷の話で方言で小説が書けた気持ち良さを語っていました。
新田次郎賞受賞。「水神」の舞台大石堰を訪ねるIR九州でウォーキングも催されたようです。

静かなジワジワと湧き出る感動!そんな陳腐な言葉でしか現せませんが・・・
こうした小説こそ映画化されて欲しいと思いますね。
隙間時間の積み上げで読みましたが、いつか再読したいです。
旧い記事ですが「朝日新聞」のネット記事です。

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