【山のトムさん】

プリンタのインクを買う為に「ツタヤ」に立ち寄った折に、DVDコーナーを除くと
「ありました!」私の好きな作品が。

パンとスープとネコ日和と同じスタッフの山のトムさんと言うWOWOW製作のドラマ。

「パンとスープとネコ日和」は原作は群 ようこさん。
「山のトムさん」は原作は童話作家・翻訳家の石井桃子さん、脚本が群 ようこさん。

小林 聡美さん、もたいまさこさん、市川実日子さん等々の出演する一連の映画、ドラマは一筋
私の好きなラインがあります。大きな事件も、大きな恋愛も失恋も起きない日常の中での
些細とも思える日々の暮らしが描かれます。

今読書中の文庫2冊のうち、「上」が丁度読み終わったので、気分転換に
石井桃子さんの原作も図書館から借りて読みました。

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原作は1957年 光文社から初版。
1968年 福音館書店 より再出版
2011年 福音館文庫版

「戦争がすんで、まもなくのころ、北国のある山あいに、ぽつりぽつり、開墾の人たちの家ができました。
その一軒へ、トシちゃんと、トシちゃんのおかあさんと、おかあさんの友だちのハナおばさんと、
おばさんの甥アキラさんと、―それから、たくさんのネズミが、ひっこしてきました」


と言う文章で始まる原作は、「開墾者」と言っても現代の山村移住者とは中身は大きな違いですね。

山のトムさんとはネズミ退治の為に、産まれてすぐに貰われてきた雄ネコです。

ドラマは時代は現代に移し、ハナおばさんが石井桃子さんを思わせる童話作家で、時々打ち合せ等で
東京へ行きます。
トシちゃんは小学校へ通い、トシちゃんのおかあさんとハナおばさんは友人なのですが、
おとうさんは?何故、此処で暮らしているの?
甥のアキラさんは中学校を卒業して来たのですが、高校へ入学してた気配は無いのです。
そういった込み入った事情はここでは問題にされません。

お日様と一緒に起き、畑仕事、ヤギ、鶏を飼う生活です。

トムさんが産まれてから次第に成長していく様子は、本当に、その時間を撮影していたのだと思われます。

最初は蛙を捕まえますがなかなかネズミを捕まえないのです。
が、ある時、偶然にネズミを捕まえます。

ドラマはクライマックスも大きな事件も起きません。

原作は後半三分の一くらいは、村にある鉱山の様子が出て来ます。

そこで、一人(一匹)で鉱山遊びを覚えたトムは鉱山へ出かけるようになります。
蛙、ネズミ以外にも蛇、雉も捕まえる勇敢な雄ネコに成長します。
この鉱山の様子は今の時代では現すのは難しいでしょうね。

なので、ドラマの「山のトムさん」と言うタイトルの「山」と言う部分には少し無理があるかな?と言う気がします。
結局、トムさんが「山のトムさん」たる所以は「鉱山」の山だから。

でもいつもの小林聡美ワールドのドラマとしては面白かったです。

以前にも書きました、帚木蓬生「水神」=この作品から遺言三部作=を読んでいるのですが・・・
帚木蓬生氏の作品としては(私が読んだ中では)初めての時代物で、苦手な私には読書速度が遅くなっています。
他の作家の著書なら中途挫折するところですが、病床で書かれた渾身の思いを少しでも感じる為に、
読者としても渾身の思いで読みます。

はやく読後感を書きたいのですが・・・

4月16日
実は前日の残りで焼き鮭とグリーンアスパラのパスタ(味付けは塩麹)
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4月17日
筍と椎茸、鶏の煮物・小松菜と竹輪の粉豆腐炒め・筍と小松菜、高野豆腐の味噌汁
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筍二分の一本使い切り。

高尾山から帰って来て月曜日からずっと1週間喉の痛みと鼻風邪に悩ませられました。
花粉症かとも思いましたが・・・喉飴だけで何とか小康状態になりました。


山のトムさん ほか一篇 (福音館文庫 物語)
福音館書店
石井桃子

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