「その日のまえに」

その日のまえに」をシネ・ウィンドで観てきました。
図書館から借りた原作は読み始めたばかりの途中の状態でした。

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まず、映画の全体の感想。
夫役は余り好きな人ではありませんでした。俳優ではないので、演技がどうのこうのと言うことではなく、ただ単に、個人的な趣向で好きな部類の人ではありませんでした。

多分、映画を観ようと思った最大の要因は原作が重松清さんだからでした。
出版される本が次々と映画化されることにかけては作家の中でも5本の指に入る人でしょう。
重松清さんは、ほのぼのとした日常生活の隙間にすぅ~~と忍び込む哀切を、そっとピンセットで挟むように引張り出して、見せてくれます。
その後には、ほのぼの、ホンワカとした物で包んで、「哀切」を手品のように「情愛」に変えてくれる人です。

>電車の中では読まないで下さい<
>映画館にはハンカチを持っていってください<
などというコピーを見ましたが・・・
私は、映画の間中、涙は出ませんでした。
が、「その日のあと」で看護師が妻から預かった手紙を夫に渡しにきます。
その手紙の文面は・・・
原作を読んでいったなら、当然知っていることですが、運よく(?)其処まで読み進んでいなかったので、映画でその文面を知りました。
その文面はたったの一文。
その時だけジ~~ンときました。

で、帰ってから原作を読んだ時には全編、涙は出ませんでした。
「ワタシッテハクジョウ?」

映画は重松ワールドではなく、正に「大林ワールド」に全色脚色されてしまったという感じでした。
それが、悪かったと言うのではないですが、やはり、いつも思うことですが、「原作」は原作。
映画は「監督」&「俳優」なのだと。

映画では原作の他の短編がエピソードとして挟まれています。これも、100%大林ワールドですね。
エピソード盛り過ぎ!って感じで、少々お腹いっぱい!
もっと、原作の「その日のまえに」「その日」「その日のあとに」に集約して作った方が良かったと思う。
で、全編通じて、宮澤賢治「永訣の朝」が流れ、これは「クラムボン」というグループが曲を付けて、主題歌にもなっているが、エンディングに流れるだけでなく、劇中でも流れすぎ!(と思う)妻の名前までが宮澤賢治の妹と同じ名前になっていて、少々懲りすぎ!
劇中ではストリートミュージシャンが歌っている設定になっていて、歌っている俳優は「篤姫」で小松帯刀の愛人役だった女優で、その女優も個人的な趣向で好きではない人でした。

まぁ、映画はどうしても「視覚」「聴覚」に直接響くので、俳優の好悪はかなり影響しますネ!

私的には40点でしょうか!

7日
かんぱち刺身。小松菜と厚揚げのオイスター炒め
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