のりこの日暮し日記

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zoom RSS 【おら おらで ひとり いぐも】

<<   作成日時 : 2018/05/29 13:31   >>

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画像【おら おらで ひとり いぐも】を読みました。
若竹千佐子さんは2017年文藝賞を受賞して
2017年下半期芥川賞のダブル受賞をしました。
2012年下半期に黒田夏子さんが至上最高齢で
芥川賞を受賞した時には世間も私も
「オッ」と驚きました。横書き、ひらがな使いにも
驚きました。そして手にしましたが、読解の難易度が
高く、途中で挫折したのか一応は読んだけど
意味が理解出来なかったか・・・でした。
若竹さんは黒田夏子さんを超えることは出来ません
でしたが(年齢的に)遠野弁を駆使した文章には
高い評価を得ました。
う〜〜ん、読もうかどうしようかな?
と逡巡しましたが、迷うということは
内容に大いに興味があると言うことで
読みました。
読後感は、まず遠野弁の部分を標準語
(多少新潟弁も交えて)に置き換えて
読んでみるとその作業にまず疲れ
この作品は宮沢賢治という遠野が
生んだ偉大な先人の恩恵に浴しているのでは?
応募時には「玄冬の女(ひと)」だったとか。文藝2018年夏号を借りて読みました。
文藝選考委員である町田康氏と若竹さんの芥川賞受賞記念・特別対談が掲載されていて
町田氏の「小説が問い続けてきたものー方言の魅力と、哀しみを発見する面白さー
<共同体を捨てて個人の自由を得たら、今度は「私」というものの価値が時間とともに減っていく。
それでも、この小説は諦めないんですよね。>

若竹さんが方言で思考するのではなくて、主人公の桃子さんが思考する言語は遠野の言葉であり
それが作品の、桃子さんの骨格を形作っている。
<桃子さんはつくづく意味を探したい人なのだ。意味を欲する。場合によっては意味そのものを
作り上げる。耐えがたく苦しいことが身の内に起こったとき、その苦しみに意味を見出したい。
その意味によってなるほどこの苦しみは自分に必要であったと納得できたとき、初めて痛みそのものを
受け入れられるし、苦しむ今を肯定できる。亭主が死んでしまってこの方、桃子さんにべったり
貼り付いた、言ってみればたった一つの処世術だった 120頁>


もうひとつ[若竹千佐子 芥川賞受賞記念・特別寄稿]として斎藤美奈子が「玄冬小説って何?」
ーオールドパワーの文芸誌ーが面白かった。
過去の女性作家たちが書いた「玄冬小説」を披露している。
芥川賞を受賞時の年齢順にソートすると
10代(1名)
20代(26名)
30代(88名)
40代(40名)
50代(8名)
60代(2名)
70代(1名)
(全166名)
まぁ、これを出したからといって深い意味はありませんが。
万に一つ、私が60代後半の年齢で「玄冬物語」を書くとしたら何だろう?
それは自分が世間で言われる年齢を意識して準じて生きていないことでしょうか?



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