のりこの山と本の記録

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zoom RSS 「ほかならぬ人へ」 白石一文著

<<   作成日時 : 2017/02/14 14:28   >>

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8日(水) S公民館読書会「ぶっくもあ」 参加してきました。
12月の課題図書はコチラ
1月は「沈黙」だったのですが所用があり、欠席でした。
2月の課題図書は「ほかならぬ人へ」 白石一文著
画像


「本の雑誌」2016年8月 読み物作家ガイド「生きる意味を突きつける物語の力」 白石一文の10冊
と題して10冊の本を紹介していました。
白石一文は名前は聞いたこともあり、ネットでは画像も見ていました。
が、何故か縁が無かったのですが、読書会を機会に期待して詠みました。
記事を書いた鈴木雅代さんは大型書店員でWEB 本の雑誌「横丁カフェ」でも書評を書いていて白石一文の他の本も書いています。
紹介分
家具を作る仕事から職を換え書店員10年目(たぶん。)今は新しくできるお店の準備をしています。悩みは夢を3本立てくらい見てしまうこと。毎夜 宇宙人と闘ったり、芸能人から言い寄られたりと忙しい。近ごろは新たに開けても空けても本が出てくるダンボール箱の夢にうなされます。誰か見なく なる方法を教えてください。

読書会では昨年2月に白石一郎「孤島物語」を取り上げていて、昨年の年間好きな作品ランキングでも
第3位になった作品でした。(勿論私は未読ですが)

直木賞授賞作品と言うことにはあまり積極的に読みたい!と思うことはなく、選考委員にも興味を抱かずに
いました。最近は芥川賞にも読みたいという積極的な興味は沸かないのですが・・・
画像
図書館の方が関連本を何冊か持ってきたので、帰りに借りて返りました。
2009年下半期の授賞で、1987年上期には父、白石一郎が「海狼伝」で授賞して親子二代での授賞です。

「ほかならぬ人へ」は標題作品の他に「かけがいのない人へ」が収められています。
「ほかならぬ人へ」は
【俺はきっと生まれそこなったんだ。
宇津木明生は小さい頃からそう思ってきた。いや、思うというのではなく確信してきたと言うべきだろうか。彼はいわゆる名家の出であった。宇津木の家は、もともとの出身は山口県だったが、四代前、つまり明生からすると曽祖父の父の代に東京に上がって来た。】
そんな風な名家のことが語られると、父は大学教授。長兄は東大の医科学研究所で基礎医学を次兄は京都の先端科学研究センターで分子生物学をやっている。母の実家は神田にある大病院の創業者の長女。
父の兄(伯父)は宇津木製薬グループの社長。
自分の本当の両親は別な人ではないのか?
或いは出産時の異常によって1人だけ頭の構造が違ってしまったのか?

学歴も兄二人に追いつけない明生は普通の会社、スポーツ用品メーカーに就職する。
明生は会社の連中と行ったキャバクラで「なずな」と知り合う。
可愛くて、美人のなずなとは結婚をする。なずなとなずなの両親も弟妹も高卒で、明生が大学を出ているだけで尊敬され、スポーツ用品メーカーもなずなの家では立派な一流企業勤務となる。
ところが、なずなには元恋人の真一が離婚したと知ると真一との逢瀬を重ねる。
職場の6歳上の上司東海さんは本人言うところの「ブス」「ブサイク」で、明生もそうだとは思うが
仕事は出来るし、自分のなずなの愚痴も聞いてくれる。
なずなの家出、真一との同居、真一の元妻がなずなを刺したことによりなずなは明生の下に帰り、
でも又出て行くなどなど繰り返して、そんな家庭状況を東海さんに聞いてもらっている内に
東海さんと男女の関係になり一緒に住むが東海さんは以前に患った癌の再発で亡くなってしまう。

まか、以前にDVDで見た「私という運命」にも似寄りのプロットで、真一が東京を去って行く処には
新潟県が出てくるところも同じ。

これで「男女の恋愛を描いた」とは言えないのではないか?
「文学」とも言い難い?まぁ、エンターテイメントとして読むには良いのかもしれませんが。

「かけがいのない人へ」は女性の立場からの物語
みはる・聖司・黒木は大手電気会社の社員。
聖司は東大を出て外国勤務を終え、みはるとの結婚式も近づいている。
聖司の存在を知りながら妻とは離婚した黒木は独特の雰囲気を持つ
危険な香りを漂わせ、聖司と逢った日を選んで、みはるとの情事を楽しむ。
ロープを使う黒木との情事は結婚を間近に控えていても避けられないでいる。
結婚式の前日にみはるは夜半家を出て、黒木を訪ねるがマンションを引き払っていた。

読書会の課題図書でなければ、途中で読むのを止めたかもしれません。

他の図書はどうするか?いつか読むかもしれませんが・・・
これが現在の恋愛小説なのでしょうか?

読書会の感想は、60代以上のおじさん&おばさんには受け入れがたい内容でした。

作家、俳優などなど、直ぐに「好き」「嫌い」のボーダーで分けたがる私ですが、
まずはその先入観を払拭するのが先決課題です。

終わってから恒例のランチに誘われて近所のお寿司家へ。
画像


山の仲間・俳句の仲間・読書の仲間
それらの方々の中では先輩の年齢の方が多いのですが、同年代、多少若い方もいます。
女性6人でお寿司を食べながら、作家の話、映画の話などなど・・・
此処では山の話も俳句の話も出て来ませんが、私の不用意な発言に注意を受け、
教えられること多いです。

善悪や好悪は誰しも抱く感情で、それはそれで「有り」でしょうが「先入観

先入観(せんにゅうかん)は、対象認識において、誤った認識や妥当性に欠ける評価・判断などの原因となる知識、または把握の枠組みを言う。そこから脱するには、すべての不確実なものを一度は疑うべきだとデカルトは述べている。[1]。人間は、通常、直接に対象に出会う以前に、他者の言葉とか、メディアの風説、書物などから得た、不十分な知識や、そこから導かれる対象に対する態度・把握の様式を持っているもので、その結果として、ネガティブな認識や対象に対する評価がもたらされるようなものを特に「先入観」という
「読書会」にいると「先入観」から解放されますよ、物の見方が変わります。
と同席の方から言われました。

自分はいずれの仲間に入っても初歩です。
でも、年だからと引っ込み思案にならずに、いろいろな方の話を聴いて、学ことを教えられました。

貴重な本も貸して頂き、時間がもっと欲しい!


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