のりこの山と本の記録

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zoom RSS 「すれ違う背中を」

<<   作成日時 : 2013/01/30 06:32   >>

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20日(日)

映画「東京物語」を観てきました。

ネットで鑑賞後の感想を検索すると、殆どは「感動した」「涙が出た」「こういう映画を待っていた」などなど、賞賛の声が多いです。

が、たまたま知人のお店に寄り「今、東京物語観てきたよ」と話すと「エッ!あんなの観てきたの?」と言われてしまいました。観なければ感動も、反して批判も出来まい!
と言う訳ではないですが、まぁ、観逃しては感想も言えないので、、と言いますか単なるミーハーなので、取りあえず観られる時間があれば観る!と言うのが原則なので。

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くどくどは言いませんが、知人が言ったように、やはり失望大でした。

感動する人、がっかりする人、その根源が画一ではなく、その人それぞれだと思うのですが、私は映像(映画もテレビも)は配役の俳優の好き嫌いが激しく、その理由は、全くの個人的な「思い込み」による好悪なのですが、俳優に優劣も罪もなく、人に対しては俳優に限らず、接する人に或る意味での線引きをしてしまうのです。
あくまでも自分の心の中で。
「嫌い」「好き」「嫌いではないけど、好きでもない」「好きというほどではないけど、積極的に嫌いではない」などなど・・・

で、今回の「東京物語」でも俳優のキャスティングには、満足しないものがあり、吉行和子は役の上では68歳と言うには老けすぎ。
橋爪 功も他の役でのイメージが強すぎてしまうし・・・

あぁ〜こうした世の中の大半の人が感動する原因ってなんなのだろう?
という疑問が内蔵されたまま、劇場を後にしました。

で、何か知らないけれど、映画好き、テレビドラマも内容によっては録画して観たりしているので、現在放送中、上映中、上映予定の映画、ドラマの原作を読んでみよう!
オリジナル脚本なら仕方ないけど、原作がある作品は、観る前に読んでみよう、と思ったのです。
たまたま、それらの作家は、以前にも読んだことがある人、無いけど読んでみたい思っている人だったので。

全て文庫になっていました。

まずは「いつか陽のあたる場所で」「すれ違う背中を」

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NHKで火曜日に放送中の「いつか陽のあたる場所で」の原作です。

乃南 アサは随分昔に何か1冊読んだような記憶があるけれど、その後は全く手にすることの無かった作家でした。
今までも映画化をきっかけに原作を読んだり、映画化など知らないずっと前に読んだ本がたまたま映画になったので見たりしたが、その99%は失望が多い。

原作を超えた映画は「泥の河」 小栗 康平監督作品以外には知らない。
「泥の河」は宮本 輝の初期作品で、この作品で、彼は将来どんなつまらない作品を書こうとも、この1作で私は彼を信じる、などと当時の日記に書いた覚えがあります。
その通りに宮本 輝はその後次々に作品を書き、私もせっせと読み、そしてあるとき失望の果てにもう手に取らなくなりました。でも、どこかで、この作家は「泥の河」を書いた人なので、どこかで、アッというような作品を書くかもしれないと思っているのです。
勝手な思い上がりですが・・・

脇に逸れましたが、乃南 アサの作品は気負ったところはなく、人物描写が上手く、読み出したら止めたくない作品でした。

ドラマは、また、また、私の嫌いの範疇に入る女優が出演していて失望この上ないです。
ドラマよりも先の終了までを読んだので、もう見なくても良いかな?

嬉しいことに31日発売で第三弾が出版されるのです。

「いちばん長い夜に」です。30日に書店で予約受取に行ってきました。
此処で、東日本大震災が勃発して、思いがけない展開があるようです。


前科持ち(マエモチ)の女性二人、小森谷芭子と江口綾香の二人が掟を破って出所後も近所に住み、何かと支えあって生活する様子を描いた連作です。

何も知らない大学生の芭子は好きになった男がホストで彼に入れあげて金に困窮し、男を伝言ダイヤルで連れ出し、睡眠剤で眠らせてお金を奪っていた罪で懲役7年。
綾香は結婚した夫のDVに悩まされ、流産もし、やっと産まれた子供にも夫が暴力の手をあげるのを察し、ネクタイで首を絞め殺して懲役5年。
刑務所で一緒だった二人は気が合い、出所後も近所に住んで、何かと力になりあっている。
家族、近所の人々との付き合い、二人は「マエモチ」を何が何でも隠して、でも自分のささやかな夢を生きがいに肩を寄せるように女二人、東京下町、谷中で生活している。
同居ではなく、近所で。

読みやすくて面白い。

綾香も芭子も、誰でも女なら彼女らの犯した罪を犯さないという保障はない。
もしかしたら「私」や「貴女」が綾香や芭子になっていたかもしれない。

原作本の読書はまだまだ続きます。


すれ違う背中を (新潮文庫)
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
乃南アサの作品は結構読んでるが、これらの作品は知らないなあ。例によって刑事ものばかりさ。
赤鬼
2013/01/31 06:34
赤鬼様
私はホント昔に1冊読んだ切りでした。
刑事ものって「音道貴子シリーズ」ですか!
文庫の後書きで、猛烈な乃南アサファンのライターがお奨め3冊挙げていたので、いつか読んでみたいです。
「前科物女二人」シリーズは肩が凝らなくて、設定もムショ帰りという暗さは無いし、面白いです。
ただ、NHKのドラマは主演の女優が嫌いなので、嫌々見ています(笑い)
noritan
2013/01/31 08:30

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