のりこの日暮し日記

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zoom RSS 「ポトスライムの舟」

<<   作成日時 : 2009/02/21 23:00   >>

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芥川賞には、最近は余り期待をすることがなくなりました。
津村記久子さん、大阪の話?
又かいな〜〜「乳と・・・」では少々うんざりさせられたので。

が、「文藝春秋」を買い(この時期だけは買う)読みました。
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が、が、です。久々に「私好み」の作者=作品に出会いました。
この作者の他の作品、次の作品も読んでみたい、と思わせられました。

長瀬由起子がすぐに「ナガセ」になり、マンチェスター・ユナイテッドのウェイン・ルーニーがステレオフォニックスのアルバムとかワイプクロス、ヒエラルスキー、モラルハラスメント、ポトスライム、シュガーパイン、ハイドロカルチャーなどなど、カタカナ表記の名詞がたくさん出てきます。
先日「週刊ブックレビュー」での特集コーナーに出演された際には、主人公をカタカナ表記で書くのは、自分との距離の近さなのだと語っていました。
確かに、長瀬由起子は・・・と表記されるよりも「ナガセ」と表記される方が作品の流れ、温度のようなものに相応しいと思えます。

この作品に共感を得る年代はやはり作者と同年代、30歳前後(アラ・サーティ?)の女性でしょうか?
が、私はこのナガセが上司のいじめで退社してからは、工場で契約社員として化粧品の瓶詰めの点検作業をし、パソコンの講師をし、友人(同級生)のカフェでバイトをし、自宅でデータ入力の仕事をするという、一つ一つは時給も安い、でも空き時間を作らないようにせっせと仕事に精を出すことで雑念から払拭されたいと思っている(と、思う)気持ちには共感できるのです。
工場の年収とほぼ同額163万円で行けるクルージングのポスターが眼に止まり、工場の収入はその為に貯めようと思うのでした。
が、夫と別居して子供ともどもナガセの家に世話になるはめになる友人がいたり、なかなか思うようには行きません。

働く自分自身ではなく、自分を契約社員として雇っている会社にでもなく、生きていること自体に吐き気がしてくる。時間を売って得た金で、食べ物や電気やガスなどのエネルギーを細々と買い、なんとか生き長らえているという頼りなさに。それを続けなければいけないということに。
ナガセはいつも通りの薄給の明細を見て、おかしくなってしまったようだ。『時間を金で売っているような気がする』と言っているのです。
山田詠美は「『蟹工船』よりこっちでしょう」と選評で最後に書いています。
正規雇用も上司の凄まじい「モラルハラスメント」であっけなく、退社し、次には派遣⇒契約社員、時間給のバイトの掛け持ち等々、結婚は先に見えない三十路間近い女性は、大変なのです!
その大変さは、結婚して夫と子供がいるりつ子とてその「幸せ」に掴まっていくことは出来ない。

図書館に「アレグリアとは仕事はできない」予約していますが今のとこと6人待ちです。
因みに、直木賞受賞「悼む人」は215人待ちです。

2月19日
ドリア風
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2月21日
テレビで観た、九条ネギタップリのうどん。海老しんじょう揚げ風
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