のりこの日暮し日記

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zoom RSS 遅れてきた読者

<<   作成日時 : 2008/08/09 23:00   >>

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「丸山健二」に、本当に、今更ながら出会えました。

何で、今頃?

過去に、20代の頃に読んだことはあるかもしれないのですが、当時、そして今までの私には触手が伸びる作家ではなかったのでした。
ふとしたことで、最近「丸山健二」の名前を耳にし、眼にしたのです。
NHK週刊ブックレビューでの書評ゲストによる丸山氏の最新刊の紹介。
その後で何気なく手にとり、観た(7月25日 記事)DVD「ときめきに死す」

で、まずは何から読めば良いかな?と図書館で検索した結果選んだ本が「生者へ」ーせいじゃへー
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先ずは表紙の写真にウッと引いてしまいます。
スキンヘッドの頭にマッチョなナルシストかいな?

丸山健二
第23回文学界新人賞を受賞した小説「夏の流れ」が、1967年の第56回芥川賞を受賞。23歳0カ月での芥川賞最年少受賞記録は、2004年に19歳の綿矢りさが受賞するまで破られなかった。

中央文壇とは一線を劃し、現代のアメリカ小説はガキの小説だと言ったり、現代都市文明への批判的エッセイとその生き方にファンがいる。

最年少芥川賞受賞者(当時から37年間)、長野県大町市(現在は)に住み、雑誌連載はしない、中央文壇とは一線を画している。
バイクに熱中した時代もあったが、今は自宅の広大な庭でのガーデニングに費やしている。

そんな事前知識でした。
が、このエッセイを読んで、これは自身の生い立ち、両親、兄妹、学校での様子から、進学、就職、小説を書くようになった経緯、などなどが書かれているのですが、頭を鈍器で真後ろからド〜〜ンと打たれたような衝撃でした。
これまで、ある程度、本当に狭量の世界で見知っていた「作家」というイメージを払拭されました。
「眼からウロコ」が落ちるといいますが、眼が落ちるのではないかと思った程でした。
何故に此処まで、正直に言えるか?それは氏の自分への自信から裏打ちされたものだからでしょう。
今後、一冊ずつ、何処まで読めるか分かりませんが、というのは、私のような平々凡々の底辺をウロウロ生きている人間がどこまで「丸山」世界に浸かれるか自信はないので・・・

文学好きの高校の国語教師だった父を、その嗜好から毛嫌いしていた丸山少年は、絶対に小説など、読まず、書かずのはずでした。その少年が一作にして世界感を覆された小説がハーマン・メルヴィル「白鯨 Moby Dick」でした。
三島由紀夫、ヘミングウェイをこっぴどく貶しています。
そして、そんじょそこら辺の賞を取ったくらいのゴマンといる作家の小説など読まなくてもよいとも言い切っています。
「愛」だの「恋」だのの小説にうつつを抜かしていた自分の父を見てきて、「小説」そのものを嫌っていた丸山氏が、自分は「小説」で何を世界に対して発信できるのだろうか?との自問自答は今後の作品を書いていくことで解決の糸口を見つけていくのでしょう。
そして、何十年か後に遅れに遅れて出逢った読者と共に。

私が、後ろ頭を殴られた思いがしたと言うのは、自分の最近の読書傾向が「街の本屋」さん「メディア」に完全に毒されて、汚染されていることを知らずにノホホンとしていたことへの戒めとしてでした。

先日の「ちくま」=筑摩書房のPR誌にY・Sという作家が「ついに『カラキョー』を読んだぞー」と書いていました。
「カラキョー」???
「カラマーゾフの兄妹」でした。何で略すのか?
今年の2月17日「にいがた」は本日「ロシアデー」 で4時間の映画を観た後には、「カラマーゾフ」を読まずして「読書」を語るなかれ!と密かに思いを新たにして、文庫本を購入したと言うのに・・・
本棚に窮屈そうに仕舞われたままです。

言葉ではいくら、最近の「○○賞」受賞には失望が多いとは言いながらも映画化されたとか、話題になっているとか、誰それが書評で褒めていたから、とか・・・
それは、ある程度仕方のないことだとは思うのです。
自分の目線で作家を見つけることはかなり困難が多く、第三者により評価(それは賞等も含めて)され、そこに自分の評価を加味する。

でも10年、30年、50年後にも残り続けた作品を読むべきではないのか?
時間は限られている。「今」だけの読書を続けていたなら永遠に「過去」の遺産を読む機会はないのではないのか!

街の本屋さんに行きました。

この書店内では「丸山健二」の著書は一冊もありませんでした。

7日
仕事で遅くなり、デパートの地下で990円の寿司が590円になってました。
お皿に移そうとしましたが、母がそのまま食卓に乗せたので、そのまま。
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8日
たまには牛肉で焼肉を
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9日
冷やし中華
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読書会「丸山健二」
昨年の7月にBS「週刊ブックレビュー」で丸山健二の書評を聞いてから(その書評は「日と月と刀」でしたが)、妙に懐かしくなり、殆ど、少しはかつて読んだであろう本のことも忘れてしまっているので、読んでみたくなった。 今月の読書会は、私が発表する番で丸山健二「夏の流れ」を選んでいたのでした。 ...続きを見る
風の歌を聴け
2009/02/01 04:23

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