のりこの日暮し日記

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zoom RSS 「ダイヤモンドダスト」

<<   作成日時 : 2008/08/29 23:00   >>

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南木佳士と書いて「なぎけいし」とは読めます。
「阿弥陀堂だより」の原作者とも知っていました。
が、何と、本読む者としては恥ずかしながら、長野県在住の現役医師であることは知らず、作品は読んだことはありませんでした。

参加させて頂いている「読書会」の過去のレジュメで「ダイヤモンドダスト」南木佳士があり、それとPR誌で「草すべり」の紹介を見て、今更ながら「遅れてきた読者」です。

「草すべり」と言う状況、といかこの言葉は多少とも山歩きをする人間は聞きなれた言葉です。
で、この新刊本は購入はしましたが未読です。

まずは南木氏の出発点である「ダイヤモンドダスト」を読みました。

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文春文庫には表題作の他に「冬への順応」「長い影」「ワカサギを釣る」の三作品が収められています。
「ダイヤ・・・」は作者を彷彿とさせるような主人公和夫が医師でななく、看護士で登場します。

他の作品は何れも作者を彷彿とさせる体験(タイ・カンボジャの難民医療日本チーム参加)などが視点を変え、切り口を変えて書かれています。

現役医師で作家と言えば、私はまず「加賀乙彦」次いで「帚木蓬生」を思い浮かべます。お二人とも精神科医師です。
南木氏は内科医です。
信州在住の作家ということでは、最近目覚めました「丸山健二氏」がいます。
私は惹かれるキーワード「現役医師&作家」「長野県在住」などがあるのでしょうか。

文章は奇異を衒う要素は皆無だし、地味な語り口はそのまま南木氏の人柄がそのまま現れているようです。
今後、他の作品、エッセイと読んでいこうと思っています。
見放せない、ずっと眼を見開いていたい作家が又、増えました。

加賀乙彦は「宣告」「湿原」「永遠の都」など長編が多いのですが「私の好きな長編小説」「犯罪ノート」「戦争ノート」などなど。
帚木蓬生は「閉鎖病棟」「三度の海峡」など。
この二人に比べると南木氏は自ら、<サンダル履きで町内の病院に自転車で通勤し、冬ぬなれば着古したダウンジャケットをはおるだけの簡素にして平凡な暮らしを続けてきた>と書いているように、その姿勢がそのまま文章にも現れているようです。派手さはなく、確実な一言、ひとことがジンと染み入ります。

スーパーであれこれ迷った末に安さに惹かれてサンマを。
梅干と生姜で煮ました。前夜に煮た豆
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
読書会に参加なさっているくらいなら、どこがどうよいのか、印象批評以外のものを書いて頂きたいです。
たとえば、人が次々死んで、幸福を投影させていた水車が止まりながら、それでもなお「ダイヤモンドダスト」が光り輝くように見えたのはなぜかとか
通りすがりです。はじめまして
2009/02/04 14:46
通りすがり様
通りすがりの途中でのコメント感謝致します。
本は読んだ後から忘れてしまっています。
気になった作品は2度くらい読まないと、頭に定着しなくなりました。確かにご指摘のように、活字の字面を追っていくだけの読書と深い細部に渡ってまでも、心境を読み解く読書とでは、大違いですね。
出来れば「深い読み」が出来れば!と思って参加(読書会)しているのですが・・・
松吉の死と水車、そしてダイヤモンドダストに眼をむける和夫と正史、絵画的、音楽的なラストですね。再読したくなりました。再読して、もっと深い読みが得られるように、と。
noritan
2009/02/05 00:36

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