のりこの日暮し日記

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zoom RSS 「破壊者ベンの誕生」

<<   作成日時 : 2008/04/23 23:00   >>

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昨年末ノーベル文学賞受賞が決まった時には、今までにない関心と驚きと興味を抱きました。
イギリスに住む女性作家、1919年生まれ。
ノーベル文学賞受賞史上最高齢。

イギリスでは既に作品も多く出版されていて有名な作家だったのでしょうが、翻訳本も多くあり、図書館にも数冊あると言うのに、初めて聞いた名前でした。

唯一文庫本で出版されている「破壊者ベンの誕生」を4月の「読書会」の図書として選定したのです。
他の方も読んで頂くことを考慮すると文庫本の方が便利かと。

それだけでなく、この本の概要を知った時には内容にも興味を抱きました。

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原題は「The Fifth Child」ー5番目の子供ーで正に物語の夫婦の5番目の子供なのですが、それではインパクトが弱いということで出版社で改題されたと訳者あとがきに書かれていました。
表紙の絵と言い、タイトルと言い、「悪魔」の子供を描いたホラーめいた話を想像されやすいですが、実はそんな安直な内容ではなく、重く、深く真摯な命題を投げかけ、答えは示唆されないで、読者も共に闇に葬られたような感覚に落ち込まれてしまうのです。

大変な作品を選んでしまった!!という思いと、でもレッシングの生い立ち、経歴等を知ると、何故か自分の中ではトコトン、この高齢で自分の母よりも年齢が上のイギリス女性に惹かれるものを感じるのです。

文庫本ということと、受賞決定後には「ノーベル文学賞受賞」と帯が付いていましたので手に取られ読んだ方も多いことと思われますが・・・
明解な読後感にはお眼に掛れず・・・

そうなのです。レッシングはベンの誕生とその後の生活の解決の糸口も何も示唆されず、でも読み解ける者だけがその回答を自分の中に見出せるという手法のように思えました。

この本をただ単に読み終えるのでしたら、私はとうに読み終えていました。
そして、感想は・・・
単純な感想を述べて、終わり。でした。

が読書会で読み解き、説明するという自分の任に過ぎた役目を担ったばかりに・・・
再読し、でも明解な回答が得られず・・・
苦しい日々を過ごし、切羽詰まってしまっています。

本来、読書とは作家が書かれたエネルギーを自分が取り込むには、これくらいの覚悟と努力を要するものだと実感した次第です。
サッと読みだけで知ったような気になってました、今までは・・・

キーワードを探り出し、ベンとハリエット(ベンの産みの母)この二人から「家族」「人間」を透過するしかないです。

レッシングの他の作品も2冊本棚にしまわれたまま。「黄金のノート」は絶版で、新潟市の図書館にも無く、今「相互貸借」で取寄せ中です。

難解で苦しい作家かもしれません。
が手放さずに読んでいきたい。

22日
豚肉生姜焼き丼風。茄子と潰したトマトととろけるチーズで。蕗煮
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23日
真四角の小さい豆腐を丸ごと入れた空也蒸し・イワシの蒲焼・
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