のりこの山と本の記録

アクセスカウンタ

zoom RSS 「時代小説」考

<<   作成日時 : 2008/02/25 23:00   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 4

母の為の図書選びにはチョット頭を悩まさせられました。

これは読むかな?
と思って借りてきても、興味なければ無理して読まなくても良いと言ってあります。

宮尾登美子の著書が好きで、よく借りてきましたが、かと言って全てが自分にとって面白いとも限らないし。

私自身も「時代小説」は今までは全くと言っていい程、読まない分野でした。
が、昨年当たりから色々な評判や、読書会でお薦めの本など紹介頂いて、初めて、その面白さを実感した次第でした。

今、母の為に借りてきている作家は
宮尾登美子・松井今朝子・南原幹雄・乙川優三郎
他に光文社から発行されている 日本文藝家協会編 「代表作時代小説」平成17年度#51
ここには16名の作家の小説が納められているので、自分に合う好きな作家に出会える可能性があります。

母が好きなジャンルは天皇もの・徳川ものが多かったのですが、乙川優三郎とか山本一力等の人情ものなどにも目覚めてほしいものです。

改めて調べると「時代小説」と一口に言っても、多くの書き手が居るし、その切り口、時代等も様々あるので、まぁ母が今後どれだけ読み続けられるかは分かりませんが、まだまだ奥が深く、楽しみは拡がりそうです。

本を読むようになると、昼間のつまらないテレビを漠然とダラダラ観ることもなくなり、結構疲れるので、寝つきも良いと。

先日の読売新聞の記事
野村胡堂と言えば読んだことはなくても「銭形平次」の原作者として有名な方です。
大衆娯楽小説作家というくらいしか知りませんでしたが、その野村氏は死後に保有の株1億円を「野村学芸財団」を設立して若い人材育成の為の奨学金として活用してきたのだそうです。
返還しなくて良い財団は今や元金を切り崩しているそうです。
そんな記事がふと眼に止まりました。

その記事を見ながら、大佛次郎の話を母として、もうずっと前に娘と横浜に行った時に「大佛次郎記念館」を見学したことがあり、猫好きで知られる氏の記念館には猫の置物が随所に置かれていました。
実際に氏の書斎や家のアチコチに猫がいた様子が彷彿とされます。

大佛次郎と言えば、今もテレビで放映されていますが「鞍馬天狗」で有名です。

が「針の木岳」へ登る前に読んだ「旅路
は面白くて、大佛次郎というイメージを払拭したのでした。
当たり前なのですが、鞍馬天狗だけではないのでした。

その「旅路」のあらすじを母に話していながら、何故か涙が出てきたのです。
岡本素六は守銭奴で、息子にさえ学資の返還を求めようとしている男でした。
その息子が戦死してしまうと気が抜けたようになり、自分も投身自殺を試みます。
が助けられて、記憶を失いますが、読み戻った記憶で息子の遺品の中から山登りの記録を見つけ、ガイドをつけて自分も息子が登ったという「針ノ木岳」へ登ります。
苦しい登りの中で素六は刺す光の中で生まれ変わったような感覚に陥ります。
そんな大まかなあらすじを話しながら何故、涙が出てきたのでしょう。
自分が一人で針ノ木岳へ登った時(2004年)のことも思い出して、素六の苦しさが自分の苦しさと重なったのでしょうか・・・
母も今の本を読み終わったら読んでみたいと言いました。

頂き物のトラウト・大根をピーラーで薄切りにして柚子ポン酢で
画像




テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
今晩は。時代小説はあまり私も読みませんが、藤沢周平はやはり良いですね。最近テレビにも映画にもなりましたが、「蝉しぐれ」は好きな小説でした。お互いに好きでいながら口に出せず、時代に流されていく男女は、日本の奥ゆかしさを感じます(私も時代遅れかもしれませんが)。宮尾登美子山の小説では「蔵」と「天涯の華」が好きでした。「蔵」は越後の地主の生き方と、夜盲症になってだんだん目が見えなくなる娘の壮烈な生き方で、始めて新潟の少し前の人達の苦労を知りました。地主の親が学校に行けない娘に読んでやる本が鈴木牧之の「北越雪譜」でした、早速その本も読んでみましたが、こちらも面白くて、哀しくて、楽しいほんでした。「天涯の華」でキレンゲショウマと言うきれいな花を知り、それからレンゲショウマ・トガクシショウマを知りました。特にトガクシショウマは本場戸隠山で怖い蟻の戸渡り・刃渡りを濡れながら渡り、沢のようになった登山道を探しましたが、見つけることが出来ませんでした。・・・
インレッド
2008/02/27 18:38
・・・友達から妙高にあると聞き翌年に妙高の長助池あたりを雪に滑りながら探しましたが、やはり見つけることが出来ませんでした。2年前に尾瀬に咲いていると聞き、昨年JPSを持ってあちこちと教えてもらった付近を捜しましたが、中々見つけることが出来ませんでした、最後の沢付近を捜し見つからなかったら帰ろうと思って沢に降りようとしたらなんとその背中付近にたくさん咲いていました。ピンクの美しい花を見たときには思わず涙・涙でした。
大仏次郎さんの家の前は、昔付き合っていた彼女の家の近くで、青春時代に何度もデートで通った、懐かしい所です、「旅路」はまだ読んでいませんが、今度読んでみようと思いました。針ノ木岳は4年ほど前の7月に日帰りで行きました。雨の為増水した大沢小屋の少し先の沢を、前を行った女性が一人、渡れなくて困っていたようなので、大きな石を何個も運び渡る場所を作ってやりました、そのせいで最初からドロンコで汗だくでした。峠から山頂までは何も霧雨で見えず寒くて寒くて直ぐに下山しました。あの時の女性がnoritanさんでは無いですよね???・・・
インレッド
2008/02/27 19:09
インレッド様
長いコメントありがとうございます。
まず、宮尾登美子の作品は「鬼龍院花子の生涯 」や「蔵」など映画化、ドラマ化された作品が多く、大半は観ています。原作を読んだ数は私は少ないですが、母は好きなようです。
「天涯の花」は松たか子で舞台になったようですよね。剣山に行った時には宮尾登美子の石碑(記念碑)がありました。キレンゲショウマは「絶滅危惧(きぐ)U類」に指定されているとか。夏頃に是非行ってみたいです。幸いな事に、娘が松山に転勤になって行っている間に。
昔、津島佑子「火の河のほとりで」を読み、其処に「レンゲショウマ」が出てきて、まだ山など縁も縁もなかった頃でしたが、園芸店で見つけて、庭に植えたことがあります。勿論、それから何十年も経っているので今はありませんが。戸隠山も行ったことはありますが、通過するだけで全神経を使い、とても花には気持ちが向かいませんでした(ーー;)
山に咲く花に出会いたいと思っても、時期、場所等々でなかなか難しいですよね!!
noritan
2008/02/28 10:05
インレッド様
大仏次郎氏のお宅が昔の彼女のお宅近くで、何度もデートで通った懐かしい思い出の場所とは・・・
甘く、苦い(?)思い出ですね。
記念館は「港のみえる丘公園」内にありますね。
当時、御自宅周辺には猫チャンが多くウロウロ散歩していたのではないでしょうか?
「旅路」は新潮文庫にあるらしいですが、入手困難のようです。
たまたま、Yahooのオークションに出ていました。
図書館でも、それだけであるかどうか?
全集の中に納められているかもしれません。
私が「針ノ木岳」に行ったのは残念ながら(笑)2004年8月7日〜8日でした。
この年は雪が少なくて、雪渓が通れなくて、夏道を行きました。途中で雪渓を横断する時にエイャっと飛び降りる場所があり、滑りすぎると、ボチャンと川に落ちるので、先に渡った若いカップルの男性に手を引いてもらって下りました。
帰りには小屋の方々が設計を機械で切り崩していました。懐かしい思い出です。又行きたいです〜〜
noritan
2008/02/28 10:13

コメントする help

ニックネーム
本 文
「時代小説」考 のりこの山と本の記録/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる