のりこの山と本の記録

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zoom RSS 「五年の梅」

<<   作成日時 : 2007/12/23 23:00   >>

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「読書会」で始めて「乙川優三郎」の事を知りました。
最近は市井の時代小説を少しずつ読んではいますが、乙川氏の名前は知りませんでした。
図書館から2冊借りてきていまして「五年の梅」を読み終えました。
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第14回山本周五郎賞受賞された「五年の梅」は表題作の他に「後瀬の花」「行き道」「小田原鰹」「蟹」の4作品が収められています。
いずれも、ギリギリの状況下で、生きると死の境を時には時世と人の気持ちに流されながら、時には逆らい、抗いながら精一杯に生きんとする人々の話です。
個人的には「小田原鰹」が好きです。

横暴で何事につけても文句と陰険な言動しかない夫の鹿像に、おつねは25年我慢をして、どの職も内職も続かない夫に仕立物の内職で家計を支え、一人息子を育ててきた。
息子には夫のような男に育ってほしくなくて、早々と家を出て、修行を始めた息子は居所も分からぬままだが、夫の傍に居るよりは修行で苦労している方が余程将来に安心が出来ると信じていた。
或る日、バッタリ息子に逢う。
料理屋で板前の修業をしながら仲居女中をしている女と所帯を持ち、子供までいて暮らしていた。
帰りに、折箱を二つ母に持たせる。
その内の一つをおつねは家へ帰る前に寺の境内で食べる。
・・・・
タイトルの「小田原鰹」はそうこう我慢に我慢を重ねたおつねが家を出て、小田原で仕立ての腕を生かして働いて、別れてきた夫へ初物の鰹を送る。
名前は「おみち」で。

追い詰められた人間がその瀬戸際で生きていく様を著すには、制限がある中での時代がより際立って書けるのではないでしょうか?
乙川氏は男性ながら、男社会の中での女性の弱さと、がしかし芯に持っているしなやかな強かな強さを上手く書いていますね。

薦められて読んだ初「乙川作品」でしたが、私もすっかりファンになりました。

今日は、天皇誕生日でした。
が、私は母と、父の月命日なので、お寺へ。
先月もお願いしてきたのですが、来月の一周忌のお願いをしてきました。
お斉のお店にも予約をしてきました。

どうして年々、歳月の経過を早く感じるのでしょうか?
もう、大晦日まで秒読み段階。
娘からは帰省の日時がメールで入る。

キングサーモン1本は食べても食べても減らない〜〜〜
今日は大根、里芋、人参、昆布と煮て。
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